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DeNAの外野に空く「筒香の穴」 OP戦首位打者から暗転した3年目・楠本泰史も虎視眈々

2019年12月12日 18時00分

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 来季のDeNAは外野の定位置争いが面白い。ポスティング制度を使ってメジャー移籍する筒香が抜け、一枠空くポジションを虎視眈々(たんたん)と狙うひとりの若者がいる。
 楠本泰史(24)だ。今季82試合にスタメン出場した神里のほか、ベテランの梶谷、復活を目指す桑原に、将来の4番候補の佐野らがポジション争いに名を連ねるなか、来季が3年目となる若武者が決意をみなぎらせている。
 今季はオープン戦で17試合に出場すると、打率3割8分8厘は両リーグを通じてトップ。春季キャンプから猛アピールで開幕1軍どころかスタメンも見えていた。しかし、レギュラー定着を期待されながらも、シーズンに入ると、昨年の出場56試合を下回る39試合。打率も昨季残した2割5厘と変わらず2割8厘がやっとだった。
 「相手も研究してくるし、駆け引きしていくなかで対応できなかった」。結果を残せば翌日も試合に出場できる-。その意識が強くなるあまり、積極性が空回り。冷静さを失っていた。
 もがき苦しんだ若武者が光明を見いだしたのは打席でボールを待つ際の”緊張と割り切り”。「バランスがとても難しいですが、いい意味でゆとりが持てるようやっていきたい」と試合中でもマインドコントロールを心掛ける。
 11月1日から約2週間の日程で行われた野手陣の奄美キャンプでは、田代チーフ打撃コーチ、坪井打撃コーチらの意見を取り入れ、カウントが不利な場面を想定した練習に力を入れてきた。
 「追い込まれてからどう対処するか。手を出してもヒットにできないような厳しいコースは相手のピッチャーがいい球を投げたと割り切って次の球を待ちたい」。ボールの見方や、タイミングを少し変えながら、仕留められる1球を待ち続けることに専念する。「簡単には終わらない、嫌がられるバッターなりたい」。チームの中心的な存在だった主砲の穴を埋めるべく、将来のヒットマン候補が飛躍のシーズンにする。(石井智昭)

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