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競馬界にも「ONE TEAM」 G1パドックで大改革 愛馬見守る各陣営のエリア指定

2019年12月17日 18時00分

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第53回スプリンターズSで勝ち、タワーオブロンドンの馬上でガッツポーズするルメール騎手

第53回スプリンターズSで勝ち、タワーオブロンドンの馬上でガッツポーズするルメール騎手

 華やかな雰囲気に包まれるG1レースのパドック。普段は外側から見守る形となるオーナー、調教師、生産者が、周回する各馬の内側で一堂に会する。そんな光景に少しだけ変化が生じたのは、今年9月のスプリンターズS。馬番を示すマーカーが下見所内側に設置された。馬主関係者及び騎乗騎手の集合場所(目安)を兼ねるもの。昨年までは、思い思いの位置で愛馬を見詰めていた各陣営が、それぞれ指定されたエリアに立つことになった。
 エリア指定に踏み切った理由は「馬主関係者の危険防止と騎乗騎手の速やかな移動を促すため」とされる。トレセンでもそうなのだが、サラブレッドは、人の塊に対して敏感で不意に動作を起こすことが少なくない。あってはならないことだが、常に備えるという意味で、スペースを作っておくことは重要だろう。
 設置して以後、レースを重ね「狙いの効果は感じられる」との受け止めが、関係者の多数意見だという。これは、副産物であるのかもしれないが、ファンにとって戦いに臨む陣営が「ONE TEAM(ワンチーム)」としてより感じられるようになった気がする。ヨーロッパなどとはまた違った日本流のパドック。そのひとつの形を示せた、という意味でも大きな改革だった。(山田数夫)

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