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大雨「千年に一度」も対応  大野市が防災マップ改訂  

2020年11月5日 05時00分 (11月5日 09時35分更新)
1000年に一度の大雨やダムの緊急放流などにも対応して改訂された大野市総合防災マップ=大野市役所で

1000年に一度の大雨やダムの緊急放流などにも対応して改訂された大野市総合防災マップ=大野市役所で

 緊急放流時の浸水想定

 大野市は五年ぶりに市総合防災マップ(ハザードマップ)を改訂した。県内初のダム下流河川と県管理の中小河川も考慮したもので、五十年に一度と千年に一度の大雨に対応し、ダムの緊急放流による浸水を想定した内容になっている。 (山内道朗)
 市防災防犯課によると、千年に一度の降雨を想定したハザードマップ作成は二〇一五年の水防法改正で義務付けられている、市のマップは県が公表した一九年の「県洪水予報河川及び水位周知河川の洪水浸水想定区域図」、二〇年の「県管理河川の中小河川の水害リスク図」と国土交通省の「ダム下流河川水害リスク図」の三種類のマップを基に作成した。
 マップは浸水想定や土砂災害、なだれも網羅。視覚障害者が見やすい暖色系の色で浸水の危険度も示している。五十年に一度は家庭で貼れるA3〜A2の大きさでマップを表示。指定避難所についても風水害では使用不可や二階以上しか使えないなど災害に応じての分かりやすい表もついている。
 千年に一度の雨は冊子になっており、地区ごとに掲載。ダムの緊急放流時には三階建ての和泉小中学校の校舎以上の浸水が想定され、表では同校舎を含め和泉地区の三カ所の指定避難所は使えないことを記している。冊子には避難の参考になる気象情報の解説なども紹介している。
 マップは先月二十九日から市内全戸配布が始まっており、市のホームページからも閲覧できる。今後は英語版や小学生に分かりやすい優しい日本語版も予定している。同課企画主査の今村勝之さんは「マップを見て家族で対応を話し合ってほしい。千年に一度の雨は毎年、国内のどこかで発生している状況。ひとごととは思わずに準備をして」と話した。

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