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熊本の球児に バット再生箸  かっとばし!! 小浜の会社セット贈る

2020年11月5日 05時00分 (11月5日 09時34分更新)

 コロナ、豪雨復旧励む姿に感銘

「球児たちを元気づけたい」と願う浦谷会長=小浜市甲ケ崎で

 小浜市甲ケ崎の箸製造販売「兵左衛門(ひょうざえもん)」は、七月の九州豪雨で大きな被害を受けた熊本県南部の高校球児らを元気づけようと、折れた木製バットをリサイクルして作った箸「かっとばし!!」とオリジナルキーホルダーを贈った。 (鈴村隆一)
 若狭高校野球部出身の浦谷兵剛会長(75)は、プロ野球の各キャンプ地を巡るほどの野球好き。新型コロナウイルスの影響で思うように練習できず、夏の甲子園大会が中止になった球児たちの状況に心を痛めていた。そんな中、九州豪雨の被災地で復旧作業に汗を流す野球部員の姿をテレビで見て感銘を受けた。「何か支援してあげたい」との思いが募り、箸とキーホルダーの寄贈を決めた。

熊本の球児たちに送った箸とキーホルダー=浦谷会長提供

 箸は、特に被害が大きかった地域にある七校の三年生部員とマネジャーへ、それぞれの校名入りで計七十セットをプレゼントした。バットをスライスして加工した丸いキーホルダーには、熊本の甲子園ともいわれる藤崎台球場の画像をあしらい、「栄冠は君に輝く」と記した。同県城南地区の高校の部員らにあてて、千百五十個を送った。十月中旬から順次配布された。
 浦谷会長は「箸を大事に使い、故郷やチームメートのことを忘れないようにしてほしい」と願う。受け取った部員からは「弁当を食べるときに使わせてもらいます」などと感謝の声が届いている。
 兵左衛門は約二十年前から、バットの材料であるアオダモの保護育成を目指し、プロや社会人選手が使用した折れた木製バットを箸の材料として活用。売り上げの一部を植樹基金にあてている。

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