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新型コロナで無観客のR-1ぐらんぷり ビートたけしはどう思う

2020年3月20日 18時11分

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「客に受けなかった」という理由で優勝者なしの結果に終わった1月の「ビートたけし杯」

「客に受けなかった」という理由で優勝者なしの結果に終わった1月の「ビートたけし杯」

 マヂカルラブリー野田クリスタルの初優勝で幕を閉じた、今年の「R―1ぐらんぷり」。新型コロナウイルス対策で無観客で行われた決勝は、ひとり芸日本一を決める緊張感と、客の笑いがない戸惑いとが入り交じっていた。
 予選を客の前で演じて勝ち進んでおり、出演者はこの異様な決勝の雰囲気に早く慣れる必要があった。決勝進出の12人で紅一点のメルヘン須長(34)は不運で、初の決勝がトップバッターで無観客。人気ドラマ「科捜研の女」の女優・沢口靖子(54)に扮(ふん)する鉄板ネタを披露したが、冒頭、白衣姿の須長が「沢口靖子よ!」とこちらを向くところでいつもの笑いは起きず、返ってきたのは会場にいたスタッフのまばらな反応だけだった。
 今回のR―1決勝を見て、1月に東京・浅草で開かれた若手芸人のお笑いコンテスト「ビートたけし杯 お笑い日本一」を思い出した。審査員長のたけしは「客が大して笑ってない」と切り捨て、「優勝者なし」の非情な決定を下した。
 たけしが客の笑いにこだわる理由は駆け出し時代にある。当時はストリップと同時上演で、踊り子目当ての客も多かったという。「お客さんにはいろんな種類の人がいる。受けない時にはどうにかして笑わせるということを考えて」。苦労を知るからこその戒めは説得力がある。
 やむを得ない事情とは言え、無観客のR―1はたけしにはどう映ったのだろうか。(栗原淳)

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