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故障続出で疲労困憊…中日が116試合目に見せた一丸の連敗脱出 この総力戦はAクラスにも来季にもつながる

2020年11月4日 11時19分

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ポーズを決める木下拓(右)と福谷=ナゴヤドームで

ポーズを決める木下拓(右)と福谷=ナゴヤドームで

渋谷真コラム・龍の背に乗って

◇3日 中日7―5DeNA(ナゴヤドーム)
 打のヒーロー・木下拓がお立ち台で言った。
 「どのピッチャーもリードを守ったまま(ベンチに)帰ってきました」。故障者続出。ブルペンは疲労困憊(こんぱい)。しかし、打たれても打たれても、バトンだけは落とさず次に渡した。
 3番手の福。2点リードの8回にマウンドに上がり、代打・中井、伊藤裕に連続三塁打を浴びた。昨季に並ぶ自己最多の52試合目で、4試合連続の失点。気持ちは奮い立っているが、体が思うように動いてくれないのだ。1点差に迫られ、なお1死三塁。それでも与田監督はルーキー・森を三邪飛に打ち取ったところを「あの一つのアウトが大きかった」と評価した。
 又吉の救援を仰いでの30ホールドポイント(HP)。ヤクルト・清水との1差を死守した。
 「今日のように後のピッチャーに助けられることもありますし、自分の力だけではないです。ホールドがつくということは、チームが勝っているということなので、リードを保ったままつないでいきたいです」
 浮かれていないのは、打たれたからだけではない。終盤をともに支えてきた28HPの祖父江が、R・マルティネスの離脱後はクローザーを務めている。セーブはつくが、タイトル争いに必要なホールドはつかない。起用を決めるのはベンチ。だが、仲間の心中をおもんぱかり、登板を重ねている。
 リリーフはバトンをつなぎ、打線は援護する。総力戦は走力戦でもあった。京田の5回の勝ち越し打。一塁から大島が一気に生還した。荒木三塁コーチは右手を回し、大島は左足の先を差し込んだ。ラミレス監督がリクエストした微妙なタイミングでリードを広げ、次の阿部の遊ゴロでは京田がギャンブルスタートを決めた。シーズン116試合目に見せた一丸の連敗脱出。Aクラスだけでなく、来季にもつながる戦いだ。

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