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山崎負傷交代…開始10秒で起こった悲劇を乗り越えたJ1名古屋 丸山が握った拳に見えた「勝ち点1」の意味

2020年11月4日 10時52分

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鳥栖―名古屋 前半、ボールを奪いに行く名古屋・山崎(右)。この後負傷退場した

鳥栖―名古屋 前半、ボールを奪いに行く名古屋・山崎(右)。この後負傷退場した

◇3日J1鳥栖0ー0名古屋(駅スタ)
 試合終了直後、主将のDF丸山が固く握った拳が、この「勝ち点1」の価値を物語っていた。相次ぐ逆風に耐えての0ー0。フィッカデンティ監督は「最後まで厳しいプレーを続けてくれた」と、選手をねぎらった。
 開始わずか10秒で、悲劇が襲った。鳥栖からの期限付き移籍で契約上、出場できないFW金崎に代わり1トップに入った山崎が、相手と交錯。一旦はプレーを再開したが、前半6分に担架に乗せられてFW相馬と交代した。
 前線のターゲットを失い、チームは大幅なプラン変更を強いられた。1トップに入ったのは、タイプの異なる前田。混乱からか交代の直後は鳥栖の猛攻を浴びたが「チームを落ち着かせながら、うまく対処できた」(DF吉田豊)。
 今季のチームは守備で規律を重要視する一方、攻撃ではプレーの自由度が比較的高い。不慣れな状況の中で修正を重ね、機動力を生かす攻撃が形になり始めたのは前半の終わりごろ。前田、FWマテウスに決定機が訪れたが、相手GKの好セーブに阻止された。
 何とか得点が欲しい後半だったが、不測の事態は不思議と重なる。後半39分、途中出場のMFシャビエルが乱暴な行為で退場処分。数的不利となってからは、守備陣を中心に声を掛け合ってドロー狙いへシフトした。
 連戦は一段落となり、今後は最終盤に向けてチームを修正できる時間もある。「次で勝って『大事な勝ち点1だった』と言えるようにしたい」と指揮官。3試合連続の無失点で“負けなかった”一戦を自信に、ラスト7戦に挑む。

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