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世界のサッカーファンに向けた「#C_U_SOON」 無観客で開幕した韓国Kリーグの『機を見るに敏』なPR戦略

2020年5月15日 18時00分

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全州W杯スタジアムに掲げられたメッセージ(AP)

全州W杯スタジアムに掲げられたメッセージ(AP)

 「#C_U_SOON STAYSTRONG」(すぐに会えるよ。強く生きよう)
 8日に開幕した韓国Kリーグの全北―水原戦で、全州W杯スタジアムの無人のバックスタンドには一目で分かるメッセージが掲げられていた。新型コロナウイルスの感染拡大に苦しむ世界のサッカーファンに向けた言葉だった。
 リーグの再開に向けて奔走した韓国プロサッカー選手協会の金勲基(キム・フンギ)さんは「韓国国民だけではなく、アジアや世界の人々に夢と希望を与えられると思う」と少し誇らしげだった。
 この開幕戦はユーチューブとツイッターで全世界にライブ配信され、英語の字幕や解説も付けられた。ツイッターのコメント欄には韓国語より英語、スペイン語、ドイツ語などの書き込みが多く見られた。「世界へのプロモーション」というKリーグの思惑通りだったように思う。
 ゴール裏が映されると、サポーターの横断幕などに加え、巨大なスポンサー広告が目に飛び込んでくる。いつものような過激な熱気はないが、アイデア次第ではスポンサーに新たな露出機会を提供できるかもしれない。
 韓国の中継局関係者は「スタンドに観客がいない分、IT技術を生かした映像演出でこれまでにないライブ映像や音を楽しめる可能性がある。ウィギ ヌン キフェ(韓国語でピンチはチャンスの意)」と語っていたという。
 商機も好機も、どこに転がっているか分からないから面白いのかもしれない。(松岡祐司)

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