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人道の港PRへ再始動 敦賀ムゼウム 各国大使ら祝う

2020年11月4日 05時00分 (11月4日 09時44分更新)
テープカットして開館を祝う関係者たち=いずれも3日、敦賀市の「人道の港 敦賀ムゼウム」で

テープカットして開館を祝う関係者たち=いずれも3日、敦賀市の「人道の港 敦賀ムゼウム」で

  • テープカットして開館を祝う関係者たち=いずれも3日、敦賀市の「人道の港 敦賀ムゼウム」で
  • 杉原千畝を紹介する展示パネルを見る各国大使ら

 第二次世界大戦中、外交官の杉原千畝から「命のビザ」を発給されたユダヤ人難民が上陸した日本唯一の港である敦賀市の敦賀港で、千畝や難民などを紹介する資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」が三日、リニューアル開館した。今年は「命のビザ」発給から八十年。 (高野正憲)
 式典には関係各国の駐日大使ら約百人が出席。ユダヤ人が多く暮らすイスラエル大使館のヤッファ・ベンアリ特命全権大使は「たくさんのユダヤ人が助かったのは杉原氏のおかげ」と感謝。「人種や国籍にかかわらずお互いに敬意を持つことを教育していかなくては」とムゼウムに期待した。
 敦賀市の渕上隆信市長は「戦時中でも市民たちは優しく受け入れたことを伝えたい」とあいさつ。式典前には、ユダヤ民謡と日本の「さくら」のメロディーを織り交ぜたピアノ曲も披露された。曲はユダヤ難民の娘で米在住の作曲家ニナ・レオンさんがリニューアルに合わせて作曲した。
 二〇〇八年に開館した旧館が手狭になったことから市が近くに移転改修した。難民たちがナチスの迫害を逃れ、シベリア鉄道と航路で敦賀港まで避難したことを二百インチのシアターで説明。館が収集した命のビザ十点の画像を閲覧できる。百年前にシベリアから敦賀に避難したポーランド人孤児たちも紹介している。
 入館料は大人五百円、小学生以下三百円、四歳未満無料。開館は午前九時から午後五時まで。水曜休館。

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