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無観客開催に思いは複雑…馬にはプラス 人にとっては寂しい

2020年5月26日 18時00分

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 春の東京開催はNHKマイルC、ヴィクトリアM、オークスと、3つのG1が終了。ファンファーレが場内に鳴り響いた後、ファンの歓声がなく、淡々とレースが始まる様はなんともむなしいが、内容としてはG1らしい見応えあるものが続いている。
 24日のオークスは、デアリングタクトが快勝した。レース終了後、引き揚げてきた各馬が検量室前を去った後、最後に戻って来たのが勝ち馬。松山弘平騎手(30)は、じっくり2冠達成の余韻をかみしめながら戻ってきた。単勝1.6倍の重圧に応え「正直、ホッとしています」との言葉には実感がこもっていた。
 パドックでは最後方を歩き、腹が汗で泡立っていたので、テンションは上がっていたと思う。馬場入りは少しチャカチャカした面を見せた。これが例年の大歓声で迎えられていたら、落ち着いて返し馬ができただろうか。
 松山騎手は「良いリズムで返し馬に入れた。馬が落ち着いていた」と言うのだから、無観客の静かな環境は、実力通りの力を発揮するのに確かにプラスになっている。馬には良いが、人にとっては寂しいという複雑な状況だ。
 31日はいよいよ日本ダービー。例年ダービーだけは競馬場でというファンの方は多いと思う。ただ、今年は無観客が決定している。そんなファンがたくさんいることを肝に銘じ、しっかり現場で見届けたいと思う。(高橋知子)

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