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市毛良枝さん「山に救われた」 川北町文化祭で講演

2020年11月4日 05時00分 (11月4日 05時03分更新)
登山との出合いを語る市毛良枝さん=川北町文化センターで

登山との出合いを語る市毛良枝さん=川北町文化センターで

 登山愛好家としても知られる女優の市毛良枝さん(70)が三日、川北町文化センターで講演した。芸能界や山との出合いなどを語り、百五十人の聴衆を楽しませた。
 市毛さんは町文化祭のゲストとして招かれた。新型コロナウイルス禍で自粛生活が続き「これが初めての遠出になった」と説明。東京を出ることに最初は緊張していたが、新幹線やタクシーの車窓から立山や白山を見て「やっと息ができる場所に来た気がした」と穏やかな表情を見せた。
 自己紹介から始め、もともと人見知りで引っ込み思案な性格だと明かした。自己肯定感が低かった自分を変えるため、親の反対を押し切って芸能界に進んだものの、三十代までは女優を辞めることを常に考え続けていたという。
 四十歳の時、入院していた父親の担当医が登山好きだった影響で、北アルプス登山に初挑戦。「自分には体力がないと思っていたが、そうでもなかった。山の世界は全てが新鮮で、何て楽しいのだろうと心から思えた」と振り返り、以来、国内外の山々に登り続けているという。
 「私は山に救われた。山と出合ってなければ仕事を辞めていたかもしれない」と述べ、コロナ禍の状況ではあるが「来年からまた別のスタートを切っていきたい」と、登山に前向きな意欲を示した。 (平井剛)

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