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スイング中の意識の持ち方、練習法をお伝えします!

2020年5月14日 02時00分

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 今回は、飛距離アップについてお話しします。もちろん、これをすればすぐに飛距離が伸びるという特効薬のようなものはありません。考え方、日ごろのトレーニング、用具などさまざまな要素を、自分に合った形で取り入れることが必要です。ここではスイングの時に気を付けることや、体幹を鍛えるための練習方法などをお伝えします。
  (取材・構成 堤誠人)

上体リラックスさせる

 ツアープロでドライビングディスタンスの上位に名前が出ているような選手は、飛距離アップの秘訣(ひけつ)について上体をリラックスさせることと、クラブをしならせる意識を強く持つことの2点を口にしています。
 上体をリラックスさせるためには、打つ瞬間に息を止め過ぎないようにしましょう。特にアマチュアの方で「遠くへ飛ばしたいな」と気合が入っている人は、打つ瞬間に息を止めていることが多いと感じます。しかし、息を止めると肩周りや首の辺りに力が入ってしまい、上半身を柔らかく使うことが難しくなります。息を止め過ぎないように意識すれば、リラックスしやすくなります。
 もう一つのポイントである「クラブをしならせる意識を強く持つ」ためには、体幹がとても大切になってきます。

振る力→振るスピード

 私は、プレー中に腹筋を意識しています。「腹筋を締める」という私なりの感覚なのですが、その腹筋を締めた状態でクラブを握るようにしています。腹筋が締まった良い状態を意識することで自然とグリッププレッシャーが抜けて、体幹を意識しながら振ることができます。
 加えて、飛距離を出すためにトレーニングが大切なのは言うまでもありません。でも、毎日欠かさずトレーニングを続けることは、なかなか難しいと思います。そこで、練習場でもできる練習法を紹介します。
 両端の重さが違う棒を用意します。重い方を持つと何回も続けて振ることは難しいのですが、軽い方を持つと続けて振ることができます。まずは、振る力をつけるために重い方を持って10回、20回とスイングします。その際は重さを意識しながら一回一回、しっかりと振ります。
 それだけではスイングのスピードが落ちやすくなってしまうので、今度は軽い方を持って10回、20回と速さを意識して振ります。軽い方を速く振るようにすると、スピード感を養うことができます。どちらも体幹を意識して、腹筋を締めて振ってください。

自分に合ったシャフト

 特殊な棒がなくても、少し重めのバットを振った後、クラブを逆さにして思いきり速く振り続けることで代用できます。
 最後に、飛距離アップのためにはクラブの選び方も重要です。特にシャフトは大切です。今はいろんなシャフトがあるので悩むことも多いのですが、自分に合ったシャフトを探すこともゴルフの楽しみ方の一つです。ぜひ、楽しみながら飛距離アップを目指してください。

【しのぶのひとりごと】

「その日のうれしかった出来事10項目」日記に書いてストレス発散

 自粛生活のストレスを発散させるため、私はその日のうれしかった出来事を10項目くらい日記に書いています。自宅にこもっている現在の生活では良かったことを見つけるのも大変ですが、「のんびりと過ごすことができた」とか「朝、珍しくパンを食べて気分転換できた」とか書き込んでいます。ささいなことですが、日々の小さな幸せを見つけるのはいいことかなと思っています。
 ゴルフの大好きな方も、練習すらできない状況が続いているのではないのでしょうか。こういう時こそ、イメージトレーニングに励む良い機会だと思います。好きなプロのスイングを動画で見たり、過去の試合のVTRを見たりするのも立派なトレーニングです。
 また、硬い体をほぐすストレッチなど室内でできる運動もあります。これまでと違う体になれば、再びコースに出られるようになった時に理想のゴルフへ近づけるかもしれませんよ。
 小さなことでも構わないので、限られた時間を次のステップに向けた準備期間にあてるという意識を持つことが大切だと思います。ツアーが開幕して、仕事が始まった時に備えて、私は本を読む時間を増やしています。
 いつか日常生活が戻ってきた時、友人たちと元気に会える日が楽しみです。そのために、今は一生懸命に自粛生活を送ることが大切だと感じています。また友人と一緒に食事をして、ゴルフに行って…。早く、そんな日が戻ってこないかなあ…。
 <諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ)> 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げ賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。
取材協力 GOLF&FITNESS POINT芝浦(東京都港区海岸3の26の1 パーク芝浦7F) (電)03(6435)4521
(隔週木曜日の紙面に掲載)
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