日常、ちょっとシュールな陶芸に 発達障害と向き合う村田さん、彦根で初個展

2020年11月3日 05時00分 (11月3日 05時00分更新) 会員限定
独特な世界観を表現した陶芸作品を作る村田さん=彦根市銀座町で

独特な世界観を表現した陶芸作品を作る村田さん=彦根市銀座町で

  • 独特な世界観を表現した陶芸作品を作る村田さん=彦根市銀座町で
  • 村田さんが日々の生活で見つけたものなどから形にした作品=彦根市銀座町で
 発達障害と向き合いながら、日常の風景などから得た着想を独特な感性で表現した陶芸作品を作り続ける村田茉央さん(27)=彦根市在住=が、同市銀座町の旧堀部時計店で、初の個展を開いている。「季節の出来事や道で見た植物から発想を広げている」。ちょっぴりシュールな作品を前に、村田さんはそう話す。 (稲垣遥謹)
 ラーメンの滝近くを煮卵の舟に乗って渡るブタ。缶詰の中で、文字どおり「缶詰め状態」で勉強する人。空き店舗となった旧時計店のショーケースに並ぶ作品は、直近二、三年に製作した二十七点。どれも村田さんのちょっとしたひらめきから広げられた世界観が表現されている。
 村田さんは小学四年生の時に発達障害の診断を受けた。絵を描くのが好きだったが、甲良養護学校(甲良町)に通っていた時、粘土を使って物を作ることにも興味を持った。同校を卒業後、就労支援施設を探す際には、芸術や物作り体験のできる場所を探すほどで、陶芸体験のできる東近江市の就労継続支援施設「あいとう和楽」を選んだ。
 施設では月に一度、市内に住む陶芸家中野亘さんを講師に招き、教室を開いている。施設によると、参加し始めの早い段階から、中野さんに才能を見...

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