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『何だ、普通のオッサンじゃん』結成38年…還暦を超えたメンバーもいる異色のパンクバンドの素顔とは

2020年10月31日 22時00分

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映画「JUST ANOTHER」のTAYLOW(中央)

映画「JUST ANOTHER」のTAYLOW(中央)

 名古屋を拠点にする4人組パンクバンド「the 原爆オナニーズ」を追ったドキュメンタリー映画「JUST ANOTHER」(大石規湖監督)が公開された。今年で結成38年。それぞれ仕事を持ち、還暦を超えたメンバーもいる異色の素顔に迫る。
 大石監督は名古屋市千種区で毎年9月に開かれる「今池まつり」で老若男女がバンドの野外ライブに熱狂する姿に興味を持ち、2018年の祭りから1年間、彼らに密着。演奏よりも個別インタビューに時間を割き、一見怖そうなパンクロッカーのイメージをがらりと変えた。名古屋弁もそのままで、ボーカルのTAYLOW(タイロウ)は「東京の友達に『字幕付けないと分かんない』と言われた。これを作品として出してくれたのはある意味、誇らしい」と面白がる。
 原爆―はメンバーそれぞれが働きながら、地元にとどまってバンド活動を続けてきた。TAYLOWは「最初から二足のわらじを考えてた。昔で言う『セミプロ』です」と長続きの秘訣(ひけつ)を語る。もはや「あうんの呼吸」で会話も少ないが、映画で話すメンバーを見て「今まであえて聞かなかったことも『ああ、やっぱりね』と納得できた」と、バンドにかけるそれぞれの思いを確認したという。
 コロナ禍でバンドは2月末からライブができず、半年以上のライブ休止は結成以来初めてのこと。それでもメンバーは練習や楽曲制作に意欲的で、TAYLOWは「映画の影響でポジティブな感じになった。プラスの作用」と喜ぶ。
 映画を機に、パンクシーンの活性化にも期待している。「『何だ、普通のオッサンじゃん』と、今までのぞいてはいけないところが見られる。パンクは普通の人が楽しめる場所の一つ。あんまり怖くないよ」と話していた。

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