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アート巡り散策、屋外型芸術祭 奈良・吉野など3地域

2020年10月31日 16時00分 (10月31日 16時00分更新)
木村充伯さんの彫刻作品「森の中へ」=奈良県吉野町で

木村充伯さんの彫刻作品「森の中へ」=奈良県吉野町で

  • 木村充伯さんの彫刻作品「森の中へ」=奈良県吉野町で
  • 上野千蔵さんの作品「水面−minamo−」=奈良県吉野町の吉野水分神社で
 自然豊かな紀伊山地周辺を歩きながら現代アートを鑑賞する芸術祭「MIND TRAIL(マインドトレイル)奥大和 心のなかの美術館」が、奈良県吉野町など三地域で開かれている。歴史ある寺社の境内や森の中で、場所の特性を生かした多様な作品を見ることができる。
 コロナ禍の中、感染対策をふまえた広大な土地での屋外型イベントとして、同県などが企画した。アーティスト計二十一組が出展している。
 吉野町の会場は、桜の名所として知られる吉野山一帯。ふもと近くの駐車場を起点に、上り下りのある総距離約八キロメートルが鑑賞コースで、十三組の約二十作が点在する。
 山道の途中、ひときわ存在感を放っているのが、木村充伯(みつのり)さん(静岡県袋井市出身)の彫刻。ヒノキを彫って作ったリアルな毛並みの鹿だ。等身大で愛らしい姿だが、よく見ると顔の部分がなく、不気味さも漂う。木の皮を食べることで人間にとっての「食害」を引き起こすとされる鹿の存在の異質さなどに着目して制作したという。
 コースの最も山奥にある吉野水分(みくまり)神社には、流水や霧を撮影した映像作品(上野千蔵さん作)が展示されている。拝殿の中央に設置された高さ一メ...

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