静岡・こども園 園児ら4人感染

2020年10月31日 05時00分 (10月31日 05時01分更新)
 静岡県と浜松市、静岡市は三十日、新たに計十人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
 浜松市は五人。うち四人は、浜松商工会議所青年部の交流会や二次会であったクラスター(感染者集団)関連。青年部関連の感染者は計二十四人となった。
 静岡市は四人。市内の認定こども園で働く二人と、この施設を利用する未就学児二人。市は、最初に感染が判明した葵区の三十代女性の行動歴などを公表。十五、十六両日に、感染が拡大している東京都以外の首都圏で葬儀に参加し、友人らと会食した。二十二日の勤務後に発熱し、二十九日に陽性と分かった。
 濃厚接触者は同居家族三人と、職場の同僚、未就学児の二十四人。うち同僚一人と未就学児二人の陽性が判明。市は三十一日以降、ほかの感染者の行動歴などを公表する。認定こども園は二十九日から休園した。
 県が発表したのは焼津市の高齢でない成人一人。二十八日に三八度台の熱があり二十九日に陽性と分かった。仕事で県外で複数回、会食していた。
 県は伊豆の国市にある順天堂大静岡病院での医療従事者のクラスター発生について、検査対象人数は百四十人に上ると公表。三十日時点で検体採取を終えていない対象者もおり、感染者が増える可能性がある。 (渡辺真由子、高橋貴仁、牧野新)

◆浜松クラスター関連、新たに4人 いずれも交流会のみ参加

 浜松市で三十日、新たに新型コロナウイルス感染が確認された五人のうち、クラスター(感染者集団)が発生した浜松商工会議所青年部の関連は四人で、いずれも二十三日の交流会にだけ参加し、二次会は不参加の会員だった。市は当初、四人の内訳を会員二人、交流会の運営業者二人の計四人と発表したが、商議所の指摘を受け四人とも会員だったと修正した。
 青年部関連の感染者は、会員が計二十人、家族や飲食店員が計四人となったが、市の担当者は「これ以上大幅に増えることはないだろう」としている。
 市によると、二十九日に三十二人を検査。青年部関連の四人は、中区の四十代男性二人と市内在住の高齢ではない男性の二人。いずれも軽症か無症状という。青年部関連以外は、南区の三十代男性会社員で、市が二十九日に発表した感染者の濃厚接触者。
 青年部は二十三日、飲食店で交流会を開催。会員七十人が参加し、うち二十六人が二次会にも参加した。
 市は当初、交流会では対策が徹底されていたとして二次会参加者を検査。交流会のみの参加者でも感染が確認され対象を広げた。
 鈴木康友市長は三十日の定例会見で、「大変残念。店が感染対策をとっていてもハード的な感染対策には限界がある」との認識を示した。 (渡辺真由子)

◆浜松商議所が謝罪掲載

 浜松商工会議所は三十日、浜松市内で会食した青年部会員から新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことについて、謝罪コメントをウェブサイトに掲載した。
 コメントは青年部の松本力洋(りきひろ)会長名で「市民の皆さまにご不安やご心配、ご迷惑をおかけした」と謝罪。「地域経済の活性化を目指して活動してきたが、結果としてこのようなことになったことは慙愧(ざんき)の念に堪えない」とつづった。

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