駿河湾のサクラエビ秋漁、あす解禁 不漁で船数規制継続

2020年10月31日 05時00分 (10月31日 05時01分更新)
 記録的な不漁が続く、駿河湾の特産サクラエビの秋漁が十一月一日に解禁される。県桜えび漁業組合は二〇一八年の秋漁に始めた、出漁する船の数などの自主規制を継続する。
 今季は、駿河湾を四海域に分け、秋漁の対象となる一歳エビの割合が設定値を超えた海域でのみ、漁をする。昨季は海域を三区分したが、県の資源調査の結果に応じて、より細かくした。
 同じ日に出漁できるのは、総隻数の半分の六十隻以下で、連続出漁は三日まで。投げ網の回数も昨季同様に一回のみとするが、網を引く時間は昨季より十分延ばし、二十分とする。
 県桜えび漁業組合の実石正則組合長は「漁師もぎりぎりの状態だが、資源を枯渇させることはできない」と話した。
 サクラエビは一八年の春漁以降、記録的な不漁に見舞われ、事実上の禁漁となった一八年秋漁を除くと、今春の水揚げ量は過去最低の約二十六トンだった。県が十月に明らかにした資源調査では、一歳エビの量は前年より多かったが、七〜九月の産卵数は同二割以下だった。 (保坂千裕)

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