小さい秋 拾った 南砺・南蟹谷でギンナン農家が収穫

2020年10月31日 05時00分 (10月31日 10時14分更新)
ギンナンを拾う飯田滋組合長=南砺市土山で

ギンナンを拾う飯田滋組合長=南砺市土山で

  • ギンナンを拾う飯田滋組合長=南砺市土山で
 「ぎんなんの里」の南砺市南蟹谷地区で、ギンナンが収穫期を迎えた。十一月一日からJA福光で始まる集荷に先駆け、農家がギンナン拾いに精を出した。
 南蟹谷銀杏(ぎんなん)組合長の飯田滋さん(84)の畑では、黄に色づいた実がたわわに実り、木の下は落ちた実で黄のじゅうたんのよう。飯田さんは「今年は豊作だが、粒が小さめ」と言い、枝を揺すって実を落とし、バケツに拾い集めた。
 皮を取って洗い陰干ししてJAに持って行く。JAで選別し、十一月末まで高岡市の公設市場に出荷する。地区では数十戸が約千本を栽培し、今季は例年並みの六トンの出荷を見込む。
 地区は、蓮如上人が食べられる植物と住民にギンナンの種を与えたと伝わる、ギンナンゆかりの地。昭和の終わりごろに約五十戸が粒の大きい品種約三千本を植えたが、飯田さんは「本格的に収穫できるころに過疎化、高齢化で全部の木を管理できなくなった」と残念がる。 (松村裕子)

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