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あいうえお順で入場 組織委「固有の文化」発信

2020年10月30日 13時53分 (10月30日 13時57分更新)

1964年10月10日、東京五輪の開会式で入場行進する日本選手団=国立競技場で

 東京五輪・パラリンピック組織委員会が五輪開会式の選手団の入場について、日本語で国・地域名を表記した五十音(あいうえお)順で実施すると、各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)に伝えたことが二十九日、分かった。複数の大会関係者が明らかにした。
 日本で一九六四年に開催された前回の東京五輪、七二年札幌、九八年長野の両冬季五輪は、国際的な分かりやすさを重視して英語表記のアルファベット順で実施しており、五十音順は初めて。世界の注目を集める舞台を通じ、日本固有の文化を発信する狙いがある。具体的な表記は今後調整し、詳細な順番を発表する。
 国際オリンピック委員会(IOC)の規定では入場は五輪発祥国のギリシャを先頭、開催国を最後とし、他の参加国・地域は開催国の言語表記順と定められている。二〇一六年リオデジャネイロ五輪はポルトガル語、一八年平昌冬季五輪は韓国語の表記順で実施した。
 組織委は日本政府と調整の上で、来年七月二十三日に開幕予定の東京五輪で五十音順を採用することを決め、十月の会議でNOC側に伝えた。東京五輪のテレビ放送では、日本人選手名のローマ字表記を「名・姓」の順ではなく、日本語表記と同じ「姓・名」に変更することも決まっている。
 IOCは昨年十二月、一部の入場順を発表。ギリシャに続く二番目を難民選手団、最後の三カ国については二八年ロサンゼルス五輪を開催する米国、二四年パリ五輪のフランス、日本の順に登場する。
<五輪開会式の入場行進> 五輪発祥の地であるギリシャを先頭に、各国・地域の選手団が順番にメインスタジアムに入場する。世界から選手が集まる五輪を象徴し、大会を通じて最も注目を集める場面の一つ。衣装などを通じて各国・地域の文化発信の機会にもなる。新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪では、経費削減のため開会式の演出の簡素化が検討されているが、IOCは入場行進を開会式の根幹と位置付け、実施する方向。

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