リニア 大井川の水資源保護 有志ら署名活動へ

2020年10月30日 05時00分 (10月30日 05時01分更新)
 リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、影響が懸念されている大井川の流域住民が二十九日、静岡県庁で会見し、水資源の保護を県民運動に発展させるため、流域八市二町の有志による市民団体を立ち上げ、署名活動をすると発表した。
 団体名は「大井川の水を守る六十二万人運動(準備会)」。別の市民団体が三十日に提訴を予定する南アトンネル静岡工区(一〇・七キロ)の工事差し止め訴訟に連動して、県民に工事の問題点を分かりやすく伝え、流域の不安を知ってもらう狙い。年明けに署名の募集を始め、集まった署名を川勝平太知事に提出する。
 現在、団体の発起人は十市町の議員や住民ら十二人。リニア問題で流域住民による広域組織は初めてといい、発起人の一人で島田市の森伸一市議は「リニアでは県と首長が前面に立っているが、市民が意見を言う機会はなく、その声の受け皿になりたい」と話した。
 今後は署名呼び掛け人の募集と署名趣旨の取りまとめを進め、近く正式に発足させる。十一月三日に島田市の市民総合施設プラザおおるりで第一回発足準備会を開く。 (五十幡将之)

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