大野雄わずか10球で46イニングぶり失点「申し訳ないです」エースが3位転落の責任背負い込む

2020年10月30日 06時00分

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1回裏無死一塁、糸原に右中間適時二塁打を許す大野雄

1回裏無死一塁、糸原に右中間適時二塁打を許す大野雄

  • 1回裏無死一塁、糸原に右中間適時二塁打を許す大野雄
◇29日 阪神3―1中日(甲子園)
 あっけなく記録は途切れた…。中日先発・大野雄大投手(32)がセ・リーグ5位の45まで伸ばしていた連続イニング無失点は、初回に糸原に適時二塁打を浴びてストップした。この日は6イニングで110球を要し、3失点で6敗目。打線も大野を援護できずにわずか1得点で同一カード3連敗を喫し、3位に転落した。
   ◇   ◇   ◇
 どんな好投手でも打たれることはある。それでもあまりにも痛かった。「相手は西投手なので、ロースコアになると思いマウンドに上がりましたが、3失点で降板してしまい申し訳ないです」。大野雄が3位転落の責任を背負い込んだ。
 1点の援護を受けて上がった初回。近本に右前打を許し、糸原には右中間を破られた。わずか10球で46イニングぶりに失点。「次の登板の初回に点を取られたいくらいのプレッシャー」。完封した22日のDeNA戦後に発した言葉が現実になった。
 さらにマルテの内野安打で無死一、三塁とされ、大山の遊ゴロの間に逆転を許す。3回は2死から大山に四球を与え、サンズに左前打で続かれた。一、二塁で陽川に適時二塁打。痛恨の3点目を失い、流れを完全に手放した。
 「序盤にもう少し速い球を見せて、速い球を意識させることができたらよかったと思います」。4回以降を何とかしのいだが時すでに遅し。「6イニング3失点。全然そこは合格点だと思います」。エースをかばう与田監督の評価がむなしく響いた。
 よみがえるのは昨年の記憶だ。3位の広島に1・5差と迫って迎えた9月23日の敵地での直接対決。大野雄は8回に勝ち越しを許した。チームは追いついたものの延長サヨナラ負け。5位に転落し、そのままBクラスでシーズンを終えた。
 エース左腕が口酸っぱく「貯金ありのAクラスじゃないと意味がない」と言うのは、大事な一戦を落とした昨季の悔しさがあるから。「いいところまでいってやっぱりダメ、では今までと変わらない」。幸い、昨季とは違ってこれで終わりではない。

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