会えない今こそ年賀状 能美の障害者施設 はまかぜ

2020年10月30日 05時00分 (10月30日 10時15分更新)
来年の年賀状印刷をPRするはまかぜの通所者と職員=能美市中ノ江町で

来年の年賀状印刷をPRするはまかぜの通所者と職員=能美市中ノ江町で

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独自の絵柄作成、印刷受け付け開始

 能美市中ノ江町の障害者就労支援施設「能美地域活動センターはまかぜ」は二十九日、来年の年賀はがきの発売に合わせ、年賀状印刷の受け付けを始めた。来年のえとの丑(うし)にちなんだ牛のオリジナルデザインなど、五十種類の絵柄から自由に選べる。 (平井剛)
 はまかぜには十五人の障害者が通い、普段は菓子箱作りや名刺、チラシ、パンフレットの印刷、大麦の加工などの作業に励んでいる。
 年賀状印刷は、施設の新たな収入源にしようと二〇〇七年に始めた。絵や書、パソコンなど、通所者がそれぞれの特技を生かしてデザインを作成。私用や商用など用途に応じた多数の絵柄を取りそろえ、注文数は年々、増えている。
 例年は八月頃からデザイン作りを始めるが、今年は新型コロナウイルスの影響で、三月以降に行う箱作りなど別の作業がほぼ無くなったため、四月に前倒しした。職員の南出真里江さんは「幸か不幸か、時間をたっぷり取れたおかげで、今年は華やかなデザインが多くなった」と語る。
 コロナ禍を反映し、ソーシャルディスタンスを保つ二頭の牛や、食欲を我慢してダイエットに励む牛など、愛らしいデザインが目を引く。通所者の田中喬明さん(31)は「絵と文字の配置に苦労したが、出来栄えには満足」と自信を示し、米田徹さん(56)は「来年は『うっしっしー』とみんなが喜べる一年に」と願いを込める。
 南出さんは「コロナ禍で年末年始の帰省も難しいかもしれない。こんな時だからこそ、直接会えない人に年賀状を送って近況を伝えてみては」と呼び掛ける。
 一枚単位で注文でき、カラー、白黒、写真入りに対応。喪中はがきの印刷も受け付けている。(問)はまかぜ0761(58)0753

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