吉田町の自彊小でNIE公開授業

2020年10月29日 05時00分 (10月29日 15時28分更新)

阿井雄大教諭(中央)の指導で、SNSについての考えを書く児童ら=静岡県榛原郡吉田町の自彊小で

 新聞を活用した教育「NIE」の公開授業が二十八日、静岡県榛原郡吉田町の自彊(じきょう)小学校であった。教育関係者らが見守る中、児童たちは新聞記事を教材に、より良い社会の在り方などを考えた。
 五年一組は「SNS(会員制交流サイト)とどうやって付き合っていったらよいのだろう」をテーマした道徳の授業に新聞を取り入れた。阿井雄大教諭(30)の指導で、SNS上で匿名の誹謗(ひぼう)中傷を受けたプロレスラー木村花さんの自殺を伝える新聞記事を読み、「SNSは悪いか、悪くないか」などを児童が考え、意見を発表した。本間美咲さん(11)は「SNSは情報共有ができるけれど、他人を傷つけることを書くのはだめ。使い方次第で変わる」と話した。簡単に悪口が書き込まれる理由について、「みんなにつられて」「考えずに書いてしまうのでは」などの意見も上がった。
 阿井教諭は「SNSはきっと、楽しむためのもの。人が幸せになれるような使い方をしたい」と話した。
 自彊小は、日本新聞協会のNIE実践指定校として昨年度から活動。公開授業は一、四年生の学級でも行った。(酒井健)
(10月29日付 中日新聞東海本社朝刊県内総合版より)

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