キオクシアが四日市工場増強 投資額1兆円規模

2020年10月29日 12時33分 (10月29日 12時36分更新)
 半導体大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)は29日、三重県四日市市の四日市工場で、新たな製造棟を来年春から建設すると発表した。第1期分の施設を2022年春に完成させ、最先端製品としてデータ保存用の三次元NAND型フラッシュメモリーを量産する。
 第2期分の着工時期は未定としているが、関係者によると全体の投資額は1兆円超の見通し。20年3月期連結売上高の約9800億円を上回る規模で、工場を共同運営する米ウエスタン・デジタルも投資する予定。
 新棟は、四日市工場の第7製造棟として同社が今年6月上旬から土地造成を進めてきた。第7製造棟の広さは4万平方メートルで、2期に分けて建設し、第1期分で全体の半分程度を造る計画。人工知能(AI)を活用した生産システムの導入などを通じ、生産性の向上も図る。
 同社広報部は「フラッシュメモリー市場は中長期的な拡大が見込まれており、需要拡大に対応していく」としている。
 キオクシアは今月6日に株式上場を予定していたが、主要顧客の中国通信機器大手華為技術(ファーウェイ)に対する米国の制裁強化の影響などを受け延期した。第7製造棟の着工時期を熟慮する中、世界で進むデジタル化と市場競争の激化を見据えて巨額投資に踏み切る。
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