公園カフェ にぎわい創出 土地使用料 射水市が維持管理に活用

2020年10月29日 05時00分 (10月29日 10時25分更新)
屋外席もにぎわうスターバックスコーヒー射水歌の森運動公園店=射水市黒河で

屋外席もにぎわうスターバックスコーヒー射水歌の森運動公園店=射水市黒河で

  • 屋外席もにぎわうスターバックスコーヒー射水歌の森運動公園店=射水市黒河で

歌の森運動公園 地域経済に好循環


 スターバックスコーヒージャパン(東京都)が九月に射水市黒河の歌の森運動公園に開業した県内二つ目の公園内店舗が連日、多くの利用客でにぎわっている。公園カフェは、民間事業者が支払う土地使用料を自治体が維持管理に充てるなどして、公園の魅力づくりにもつながることから全国的にも増加中。地域経済好循環の例としても注目される。 (中島健二)
 園内の樹木に秋の色が目立ってきた平日の午後、スタバの射水歌の森運動公園店は屋外席も地元の人らで埋まっていた。屋内に入ると窓越しの立山連峰が美しい。「景色を楽しみながら、会話もコーヒーも楽しむという時間の使い方をする方が多い」とストアマネージャーの堂前めぐみさん。友人同士で訪れた近所の男性は「地元に(スタバが)できたのは大きい。来やすくなった」と満足げだ。
 スタバの公園内店舗は、二〇〇八年にオープンした富山市の富山環水公園店が全国第一号。〇四年の都市公園法改正で園内での売店など施設の設置管理を民間事業者も行えるようになったのを受けての開業だったが「世界一美しいスタバ」として大人気となったこともあり、以来全国に広がった。同社広報によると、現在全国の二十三店舗が公園内で営業している。
 射水歌の森運動公園店は、射水市の出店公募にスタバが応募して決まった。「園内に運動施設がいくつもあり、市民が利用の合間や使用後に飲食していただく施設があればと考え公募した。(スタバは)公園出店の豊富なノウハウがあるので決まった」と同市都市計画課長補佐の宮本学さん。上々の滑り出しに「まさに思い描いていた飲食施設が出来上がった」と評価する。
 市によると一九年度の市内二百九十七カ所の公園の維持管理費は一億三千二百十五万円。土地使用料収入でさらなるにぎわい創出につなげることも可能だ。
 スタバ側も「公園とスタバの両方の魅力を楽しんでいただける」とメリットとして受け止めており、今後も県内で公園出店の可能性も探るという。新たな魅力のスポット誕生も期待できそうだ。

関連キーワード

PR情報