本文へ移動

ドリル(8)球に突っ込む癖&フォローのお悩み改善に最適

2019年5月30日 02時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
 今回のドリルは道具を使うのではなく、すごくシンプルに、どちらかの足を上げて打つ方法です。つまり、片足で打つドリルです。打つのが苦手な人は、振ってみるだけでも構いませんよ。(取材、構成・児玉光雄)

左サイドに振り抜く

 最初に、右打ちの人は左足を上げたまま右足だけで打ってみましょう。右足1本だけですから立ちにくいですが、親指で地面をつかむようにすると立ちやすくなります。
 野球では王貞治さんの1本足打法が有名ですよね。師匠の荒川博さん(故人)は著書で、指導のきっかけになった理由をこう書かれています。「王は突っ込み癖があった。だから、それを矯正するために1本足で打たせた」
 ゴルフだって同じです。ゴルフのスイングで一番いけないのは、ボールに向かって突っ込み過ぎることです。トップにスライス、引っかけと、いろんな球が出ます。これではスコアはまとまりません。
 さあ、右足1本で立って振ってみてください。両足ではボールに向かって打ちにいけますが、1本足のままで打つには回転するしかありません。左方向への動きができないからです。当たり前ですよね。軸が1本しかないのですから。
 この形で強く振るには、どうするか? 答はひとつ。体の左サイドに振り抜くことしかできません。実は、これがゴルフの基本スイングだと思ってください。左腕のたたみ方を覚えるには最適です。

バックスイングは高く

 次に、右足を上げ、左足1本で振ってみましょう。左足を軸にして振るには、左腕を基点にしないと振りにくいはずです。利点は、右足に比べてフォローが出しやすくなることです。
 なぜなら、左足を基点にした場合はクラブヘッドが下がると振れませんから、自然とバックスイングの位置が高くなります。クラブが上から下りてきますから、自然と低いフォローが取れるようになります。
 実はこの1本足のスイングは、ゴルフのスイング矯正にもつながります。突っ込みがちな方は右足1本で。すくい上げたり、フォローが出なかったりする方は左足1本で振ってみるといいですよ。

スイングの腕の空間認識

 この左右の1本足スイングをやることによって、ゴルフのベストスイングを理屈で理解できるだけでなく、体感としても身に付けられます。よく、スタート前に片手でスイングしている方がいますが、これもスイング軌道をチェックしているのです。
 ゴルフの理想的なスイングは両足の間にパワーをため、両足の間でスイングするのが理想的だと言われています。そのための腕の空間を認識するためには、この片方スイングは最適です。やれるようになれば、100切りどころか上級者間違いなしですよ。

【かすみのひとりごと】

さすが百戦錬磨!超楽しい男子シニア

 先日、日本プロゴルフグランド・ゴールドシニアの大会があり、1番ホールで選手紹介の役目を仰せつかりました。邪魔だとは思いながら、お仕事でしょうがなく盛り上げてみました。
 するとみなさん、さすが百戦錬磨のベテラン選手たちです。こちらが遠慮気味でいると、選手の方から話しかけてくれます。309ヤードの1番ホールで飛ばし屋の方にワンオンをおねだりすると、気持ちよく狙ってくれました。もう、ファンサービスの何たるやがわかっているんですね。
 ファンがいて、見てくれる人がいるからスポンサーが付き、大会が開催され、賞金がもらえる。大会が開催されなければ、ただのゴルフの上手なオジさんということを、ちゃんと理解しているんです。
 素晴らしい受け答えもできるし、すっかりトリコになってしまいました。みなさん、男子シニアはとても楽しくて面白いですよ。まだ見たことがない方は、一度行ってみてください。行かないと損ですよ。
 <藤井かすみ(ふじい・かすみ)> 1967(昭和42)年11月30日生まれ、山口県岩国市出身の51歳。身長162センチ。ヴィクトリアゴルフ所属。学生時代はソフトボールの選手で東京女子体育短大のとき日本代表にも選ばれた。23歳からプロを目指し、3度目のプロテスト受験だった95年8月にトップ合格。2001年ベルーナレディースカップでツアー初優勝。02年には3勝を挙げ賞金ランク2位。ツアー通算10勝。師弟関係は岡本綾子。現在は兵庫県でジュニア育成に力を入れている。
 取材協力 中日カントリークラブ(三重県鈴鹿市東庄内町1447)(電)059(371)1188
(毎週木曜日の紙面に掲載)
PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ