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ドリル(3)回転で打つために必要な感覚を養いましょう 左足をかごに乗せて打って覚えよう

2019年4月25日 02時00分

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カゴは壊しちゃダメ 右足に重心は置かずに軸回転を心がけましょう

 今週は、もっと極端なドリルをやってみましょう。それは左足をかごに乗せて打つ方法です。これはゴルフの基本である、回転で打つために不可欠な左腕の“たたみ”を覚えることに効果があります。さあ、やってみてください。 (取材・構成・児玉光雄)

右→左の動きでブレる

 前回の、左かかとを上げて打つドリル。みなさん、いかがでしたか? 左かかとを上げることで、右から左への動きが抑えられますから、結構コンパクトなスイングになったのではないでしょうか。ゴルフは前方に打ち出さなくてはならないスポーツです。ですから、曲げないために大事なことは軸回転で振ることです。
 飛ばしたい気持ちがあると、どうしても右から左への動きを使いたくなりますよね。実はその気持ちが体の軸を動かしたり、あおりを生じさせたりしてしまうのです。やってはいけないことなんですけど、やってしまうんですよね。
 ゴルフは止まっているボールを打つのだからやさしそうに思えますが、逆に、止まっているボールだからこそ飛ばさなければならないという心や体の動作が入ってしまいます。だから難しいのです。

強く踏めないのがいい

 回転して打てるようにするため、今週はもっと極端なドリルをやってみましょう。左かかとを上げるのではなく、左足を何かに乗せて打ってみましょう。硬いものより、ボールを入れる「かご」ぐらいがいいですね。強く踏めないところがポイントになります。
 左足かかとを上げて打つ前回のドリルと似ていますが、かごを踏むことで左への動きが完全に抑えられます。かごを壊さないように振るわけですから、もっと右足回転になるはずです。
 このドリルで身に付けるのが左腕のたたみです。左脇をしっかり閉じなければ打てないはずです。意識することなく、自然にこの左腕のたたみができるようになれば回転で打てるようになります。すると、軽く振っても思っている以上にボールは飛んでいってくれますよ。

上半身の使い方わかる

 考えてもみてください。左腕のたたみができないということは、フォローで左脇が空くことですからヘッドが走りませんよね。だから飛ばないのです。ここで大事なのは、左腕のたたみとは無理やり返すのではなく、ヘッドに振られるように自然に返っていくことです。この「ヘッドに振られるように」ができるようになれば、シングルプレーヤーだって夢ではなくなりますよ。
 このドリルの利点は、左足を使えないことで上半身の使い方がわかることです。かごはあくまで乗せているだけですから、壊さないでくださいね(笑)。打ちにくいかもしれませんが、ゴルフでは不安定さが安定につながることが多いんですよ。

【かすみのひとりごと】

Tウッズの無邪気な笑顔が忘れられない

 マスターズのタイガー・ウッズ、かっこよかったですね。私もテレビにかじりついて見ました。考えてみれば、マスターズをライブで最初から最後まで見たのは初めてでした。
 もう、ワクワクしたなんてものではありません。タイガーの優勝は、本当に待ちに待った瞬間でしたね。あの無邪気に喜ぶ顔は、これから先も忘れられない気がします。
 タイガーが戻ってきて、PGAツアーを見るのが楽しみになりました。
 取材協力 中日カントリークラブ(三重県鈴鹿市東庄内町1447)(電)059(371)1188
 <藤井かすみ(ふじい・かすみ)> 1967(昭和42)年11月30日生まれ、山口県岩国市出身の51歳。身長162センチ。ヴィクトリアゴルフ所属。学生時代はソフトボールの選手で東京女子体育短大のとき日本代表にも選ばれた。23歳からプロを目指し、3度目のプロテスト受験だった95年8月にトップ合格。2001年ベルーナレディースカップでツアー初優勝。02年には3勝を挙げ賞金ランク2位。ツアー通算10勝。師弟関係は岡本綾子。現在は兵庫県でジュニア育成に力を入れている。
(毎週木曜日の紙面に掲載)
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