<球心> 次を信じて、竜収穫1敗

2020年10月28日 05時00分 (10月28日 05時01分更新) 会員限定
阪神−中日 8回裏2死二、三塁、近本の打球を追う滝野。捕球できず2点三塁打となる

阪神−中日 8回裏2死二、三塁、近本の打球を追う滝野。捕球できず2点三塁打となる

  • 阪神−中日 8回裏2死二、三塁、近本の打球を追う滝野。捕球できず2点三塁打となる
 バットの先に当たった打球に、スタートが遅れた。同点の八回2死二、三塁。プロ初先発の滝野が、右翼から懸命に前方の飛球に滑り込んだ。だが、グラブをかすめたボールは芝の上に跳ね、勝ち越しの三塁打へと変わる。捕球を確信していたマウンドの福は、思わずしゃがみ込んだ。
 滝野は3日前にプロ初安打。当時の笑顔が一転、表情をこわばらせた。ただ、ピンチを招いたのは福の2失策。1死からの一ゴロでベースカバーに走り、打球に飛び付いたビシエドからの送球を取り損ねた。続く坂本の送りバントは自ら一塁へ悪送球。グラブを太ももにたたきつけ、自身への怒りを爆発させた。
 44失策のうち、九つが甲子園。守備の乱れで流れを失う展開を繰り返し、今季の甲子園での成績は1勝9敗となった。与田監督は「やっぱりこういうゲームでミスはね。ただ、その前にチャンスで1本ということになれば展開も変わっただろうし、ミスは責めてもしょうがない」と静かに現実を受け止めた。
 2週間前の名古屋での阪神戦は3連勝。高橋がサヨナラ3ランを放った3戦目は、阪神の先発メンバーに高卒2年目の小幡、高卒新人の井上がいた。井上が一回に失策を犯し、2人で8打数無安打。...

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