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浜松「テレワークの聖地」 車、駐車場を仕事場に

2020年10月28日 05時00分 (10月28日 05時03分更新)
 浜松市などは今月、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた新しい働き方を提案する「浜松テレワークパーク実現委員会」を設立した。
 車を個人オフィスに、駐車場を仕事スペースに見立てたテレワークの実証実験を十一月中旬以降に開始。来年四月以降の事業の本格化を見据え、浜松を「テレワークの聖地」にしようと準備を進めている。
 実証実験は、スズキの軽ワゴン車の後部座席を改装し、机などを取り付けた「オフィスカー」を活用。利用者は事前に予約し、JR浜松駅前で車を借り、駅付近や弁天島海浜公園(浜松市西区)の指定場所に駐車。車内で仕事を終えた後は駅前で車を返す。アイドリングをしないように電源は駐車場に整備し、環境にも配慮する。
 実現委員会は、市と企業の経営サポートなどを手掛けるウィーウィル・アカウンティング・アソシエイツ(浜松市)、スズキ、東海理化(愛知県大口町)が共同で設立した。新型コロナの影響で東京一極集中が見直され、テレワークの機運が高まっていることなどに着目した。
 実現委の委員長でウィーウィル社の杉浦直樹社長によると、利用者は景観や利便性などに応じて仕事場を選べるほか、空き駐車場の有効活用、三密回避などのメリットがある。
 事業化には通信環境や電源を備えた駐車場の確保が課題だが、杉浦さんは「駐車場は仕事だけでなく、災害などの際にも活用できる。新しい文化を浜松から全国に発信したい」と意気込む。
 十一月三日には同公園などでプレイベントを開き、関係者向けにオフィスカーのお披露目や実験内容を発表。イベントに出席する企業や協賛企業も募集している。問い合わせは、杉浦さん=080(9110)9553=へ。 (坂本圭佑)

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