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ドリル(23)ラウンド中にできる「セルフ治療」~応用編その2

2019年9月12日 02時00分

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 今週もラウンドの「応用編2」です。みなさんはコースに出てから大きなスライスやフック、そしてシャンクが出て困ったことはありませんか?。これは急場をしのぐ「セルフ治療」のドリルです。 (取材・構成 児玉光雄)

イップスになる前に修正!

 ラウンドで一番困るのは、大きなスライスやフックが直らなくなることですよね。直そうと思っても、なかなか直らない。こうなるとプレーが楽しくなくなります。
 最もひどいのがシャンクです。これが連続して出るようになると、もう最悪です。悔しいのは、グリーンのそばまで来ていたのにグリーンを一周なんてこともあります。
 さらにひどくなると、その怖さが脳にインプットされてしまいます。俗に言う“イップス”で、この症状になると体が固まってしまい、通常の動きもできなくなってしまいます。ですから、ちょっとした修正法を知っておくことが大事です。
 まず、大きなスライスが出始めたときの治療法からいきましょう。

体動きすぎる&開きすぎる

 スライスは、フェースの面が開いて当たることから出る現象です。インパクトでしっかり正対してヒットすれば曲がることはありませんが、体が開きすぎてフェースの面まで開いて当たるからスライスになります。
 前回、右足のかかとを上げないで打つ「べた足打法」での修正をお話ししました。それでも直らない場合は、左手を思い切ってフックグリップにしてみるのがいいでしょう。普段やっていないのでやりにくいかもしれませんが、こうするとフェースがターンしやすくなるので、曲がりが抑えられます。
 あるいは、クローズに構えることで体の流れを抑える方法もあります。
 スライスの原因として、手を先に出して構えるハンドファーストのタイプも挙げられます。このタイプは手が先にいってしまい、ヘッドがターンしにくい状況になることから起きます。こんな人はアドレスでフェースをかぶせ、ややアウトサイドインに振ってみるといいでしょう。
 次はフック、俗に言う“チーピン”の治療法です。フックのひどい人は体が止まっていると思われがちですが、そうではなく体が左に動きすぎて、そこから外に出して打とうとするからです。どうしても詰まってしまいますから、自然と手先で返すような動きが入ります。
 こんな人は左への動きを抑えるために、左足のかかとを浮かせたまま振ってみてください。左への動きが制御されますから、体を回転させて左へ振ることしかできなくなるはずです。振り上げたところから振る感じになりますが、チーピンは一発で直ります。

あくまでも急場しのぎです

 最後はシャンクの治療法です。シャンクの原因は、右半分が横ではなく前に出ることから起きます。ですから、簡単な方法は右かかとを踏んだまま振ること。もしくはクローズに構えることで、右サイドの浮きを抑えれば止まります。
 ただし、これらはすべてラウンドでの急場しのぎの“セルフ治療法”です。ミスの原因を知ることも上達の秘訣(ひけつ)ですから、このことをしっかりと頭に入れて、練習場で正しいスイングを身に付けましょう。

【かすみのひとりごと】

穴井詩選手とキャディーが一緒に一礼…気持ちの良い光景

 女子のレギュラーツアー「ニトリレディス」の1番ホールのことです。穴井詩選手のキャディーさんが選手紹介の時、穴井選手と一緒にコースとギャラリーに一礼していました。その光景を見て、とてもいい気持ちになりました。礼って本当に大事だと思いました。
 あいさつは仕方なくするものでもなければ、強制されるものでもないですよね。以前、おはようって言ったら無視されたって怒っていた選手がいましたが、相手にあいさつしてもらうためにするのではないですからね。まぁ、あいさつを無視する選手も、とんでもないのですが…。
 それから先日のことです。整体に行ったら、患者さんにタメ口でしゃべる先生がいました。相手が年下であろうが、丁寧に話す方が心地良いですよね。
 ここで、少しハッとしました。私が教えているアカデミー生のことです。小学4年でちゃんとあいさつができる子もいますが、できない子もいます。それは私たち先輩の責任かもしれません。良い子に育つように、私もがんばりたいと思います。
 <藤井かすみ(ふじい・かすみ)> 1967(昭和42)年11月30日生まれ、山口県岩国市出身の51歳。身長162センチ。ヴィクトリアゴルフ所属。学生時代はソフトボールの選手で東京女子体育短大のとき日本代表にも選ばれた。23歳からプロを目指し、3度目のプロテスト受験だった95年8月にトップ合格。2001年ベルーナレディースカップでツアー初優勝。02年には3勝を挙げ賞金ランク2位。ツアー通算10勝。師弟関係は岡本綾子。現在は兵庫県でジュニア育成に力を入れている。
 取材協力 中日カントリークラブ(三重県鈴鹿市東庄内町1447)(電)059(371)1188
(毎週木曜日の紙面に掲載)
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