遠距離介護、コロナが壁 制限緩和の今、通信環境整えて

2020年10月28日 05時00分 (10月28日 05時00分更新) 会員限定
 新型コロナウイルスの感染拡大で、遠く離れた故郷に住む高齢の親を介護するための帰省ができず、苦労を重ねている人もいる。冬が近づき、インフルエンザと新型コロナの同時流行も懸念される中、「お盆だけでなく正月も帰れないのでは」と不安が高まる。専門家は「移動制限が緩和された今のうちに実家へ帰り、オンライン環境を整えるのもお勧め」などとアドバイスする。 (五十住和樹)
 「東京などの感染拡大地域から家族が帰ってきた場合、利用者に二週間はデイサービスを休んでもらう。訪問介護も出せない」。高松市の女性ケアマネジャーは、介護保険サービスの“地元ルール”をこう説明する。帰省した場合は二週間、家族で介護しなければならない。このルールは新型コロナの緊急事態宣言が発令された頃に自然にでき、今も続いているという。
 新型コロナ感染者との濃厚接触者は二週間、外出を自粛し、自宅での健康観察を求められる。感染拡大地域の人を全て「感染者」のように扱い、接触した高齢者に二週間の介護サービス休止を求める例は他の地方でもあるようだ。
 東京に住む五十代女性は、九州の実家に一人で暮らす八十代後半の母親の様子が気になり、宣言解除後に帰...

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