異次元の末脚スカーレットカラー、勝負仕上げで『天皇賞・秋』波乱を起こすぞ! 喜多助手「しっかり勝負していきたい」

2020年10月27日 19時52分

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運動するスカーレットカラー

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 登録12頭中、G1馬が7頭と豪華メンバーがそろった「第162回天皇賞・秋」(G1・11月1日・東京・芝2000メートル)にスカーレットカラーが挑む。G1未勝利馬5頭のうちの1頭だが、異次元の末脚が自慢。瞬発力勝負になれば、一線級に食い込んでいくだけの能力は秘めている。
 クイーンSが古馬混合戦になって札幌に移設されたのが2000年。以降、ここからの直行で天皇賞・秋を使った馬は1頭もいない。スカーレットカラーが、天皇賞・秋の歴史に新たな路線を開拓する。
 そのクイーンSは後方一気の競馬で3着。追い込み一手の馬には確かにそもそも厳しい条件ではあった。けれど、この一戦がこの馬の地力の高さを改めて裏付ける。
 検量室で岩田康が「下手に乗ってしまった。展開にこだわりすぎた」と、あけすけに敗戦の責任を背負ったほどのイン詰まり。山下助手は「岩田(康)さんには『すまん。ダビスタみたいやった』って言われました」と振り返る。競走馬育成シミュレーションとして最も人気の高いダービースタリオン。スピードの設定値が高い馬にあえて控えさせると、詰まった揚げ句、最後に少しあいた進路からバネがはじけたように急加速する。まさにそんな「ダビスタの負けパターン」だった。裏を返せば、上がりが異次元に鋭くないと、こんな負け方はできない。
 調整過程も苦しかった。蹄への負担を軽くしたくてダート追いは避けたい馬。札幌開催中の函館を調教施設として使えなかった今年は、札幌に1週前に入れて芝で1本というメニューしか選べなかった。喜多助手は「輸送してから1週まるまる食べなかったし、馬場入りも1週で追い切り含め2回。それに1度しか寝てくれなかった。ジョッキーも悔しがっていましたが、こっちも胸を張って出せる状態じゃなかった。どう体力を温存するか。それだけでした」。そして山下助手ともども「今回はアクシデントが何もない」と、口をそろえる。
 追い切りは28日。「今まで単走でしたが、しっかり勝負していきたいので、切れ味を引き出すべく併せます」と、喜多助手。勝負仕上げで波乱を演出する。

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