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バックスイングのトップで肘は伸ばすの?

2020年3月4日 02時00分

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 【質問】右投右打の外野手です。バックスイングのトップの位置で左肘を伸ばして、そこから振り出した方が飛距離が出るといわれますが本当ですか。 (品川区 H・G君=高2)
 【答え】プロ野球には、トップで左肘をしっかり伸ばすのと、伸ばさないの両方の選手がいます。バッティングフォームには個人差があり、どちらがいいとは一概には言えませんが、長距離打者には左肘を伸ばす選手が多いようです。ミートするまでの距離が遠いほど大きいパワーを加えることができるからです。ただ、肘を伸ばすことを意識しすぎると、右肩が背中の方に入りすぎて内角球が見にくくなります。当然、右肘の抜けも悪くなります。
 トップからの振り出しでは、右肘を体の内側にとじていきますが、肘は右脇にくっつけるのではなく、へその前に出すようにすると、うまく抜けます。ミートの瞬間には左肘は伸びていますが、右肘はまだ曲がった状態です。そこから曲がった右肘を押し込むようにして伸ばしていき、入れ替わるように左肘をたたんでいきます。ミートの瞬間に両肘が伸びきっていると強い打球は打てません。最近はボールを引きつけて、できるだけ体の近くでミートする打ち方が多くなって、最初から両肘を曲げたまま腰の回転で打つ選手も増えています。動きが少ないので多彩な変化球にも対応できますが、この打ち方では相当な腕力がないと飛距離は出ません。
 (慶大野球部元監督)
 【水、土曜日連載】

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