中学軟式のカーブの打ち方は
2020年3月28日 02時00分
【質問】中学で軟式野球をしています。カーブの打ち方を教えてください。 (横浜市港北区 清水君=中1)
【答え】変化球がない小学生のときは、1、2、3のタイミングで打っていたと思います。カーブはそのタイミングで打ちに行くと体が前に泳いでしまいます。どのように打つのか説明します。カーブは直球よりも遅いので1、2、3(イチ、ニ、サン)ではなく1、2~の、3(イチ、ニィ~のサン)で打ちます。「2~の」のところは、バックスイングで軸足に重心をかけたあとで、体が前に出て行かないように我慢することです。言葉にすれば、自分のミートポイントまでボールを引きつけて打つということです。
具体的に気をつけることは(1)ステップをやや小さくする。ステップが大きいと逃げるボールを追いかける形になります(2)しっかり踏み込む。ステップした足が開いて腰が引けると打てません(3)反対方向に打つ意識を持つ。プロ野球のコーチもカーブをうまく打つためには逆方向に打てと教えます。バットは、脇を締めてヘッドをやや遅れ気味に、内側からいわゆるインサイドアウトに出していきます。中学のクラブ活動の練習ではカーブを投げてくれる投手も少ないと思います。そういうときは、バッティング練習のときに、スローボールを投げてもらいカーブをイメージして打ってください。このときにセンター返しやライト方向を打つようにすると壁ができて打てるようになります。
(慶大野球部元監督)
【水、土曜日連載】
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