本文へ移動

盗塁時相手バッテリー間のタイム確認!?

2020年5月13日 02時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
 【質問】公立高校の野球部員です。盗塁のときは相手バッテリー間のタイムをチェックしなさいと言われていますがプロ野球の選手もそうですか。 (東京都港区 N君=高1)
 【答え】私たちのころは、捕手の肩の強弱を判断したり、投手の癖を見つけたりして盗塁をしていました。盗塁の日本記録保持者の福本豊さん(元阪急)はベンチにいるときも常に相手投手の特徴を研究していたといいます。タイムをチェックするようになったのは、野茂投手が大リーグに行ってからですね。投手のリリースタイムというのは、セットポジションで動いた瞬間から捕手のミットにボールがおさまるまでの時間で、当時のメジャー投手の平均タイムは1・3秒でした。捕手がキャッチしてから二塁までの送球の平均は2・0秒だったので、合計3・3秒より速く走れば盗塁成功という計算になります。プロ野球の甲斐捕手(ソフトバンク)や小林捕手(巨人)は1・8~9秒台と言われています。監督はこのようなデータを頭に入れてサインを出します。
 投手、捕手のタイムと比べて、自分の走るタイムが足りないと思えば、リードを大きくするなどの工夫をしなければいけません。頭がいい投手は走ると思ったらクイックモーションを使うことにも注意してください。今では高校生でもクイックは当たり前の技術になっているでしょう。ただ、高校野球は、プロ野球と違って相手のデータが少ないと思うので、試合の中で、けん制やクイックのタイミングなどをよく観察して相手の特徴をつかむことも、盗塁成功への秘訣(ひけつ)になります。
 (慶大野球部元監督)
 【水、土曜日連載】

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ