バントが苦手な子を克服させるには?
2020年5月23日 02時00分
【質問】学童野球を指導しています。バントが苦手な子には、どのような教え方をすればいいのでしょうか。 (千葉県船橋市 S・Nさん)
【答え】バントは攻撃用の作戦のひとつとしてとても重要です。送りバント、セーフティーバント、バスターバント、スクイズなど、試合の状況によって使い分けられ、種類も多彩です。その中で、すべてのバントの基本は送りバント(犠牲バント)です。中学・高校へ行ったら絶対に必要になりますから、今のうちにしっかりと指導してください。
送りバントは自分を犠牲にして走者を確実に進塁させる作戦です。打者はストライクだけをバントします。基本を順に教えます。(1)<バットを持つ両手の位置>ボールをうまく転がすにはバットを自在に扱うことです。学童の目安は、78~80センチのバットで、右打者なら左手はグリップエンドから10~15センチ、右手はヘッドから20~25センチのところに親指と人さし指でVの字をつくるようにして握る(2)<立つ位置>バッターボックスの投手寄りに立つ。フェアゾーンを広く使えます(3)<構え方>変化球がない学童では、両足を投手に正対させて体を正面に向ける。バットのやや上に顔が来るように構えるとボールが良く見えて、ストライクとボールの見極めがしやすくなります(4)<ボールの見極め>高めのストライクにバットを水平にして合わせ、それより低いストライクだけを膝を曲げてバントする
(慶大野球部元監督)
【水、土曜日連載】
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