県の絶滅危惧種「トビハゼ」確認 三重大生ら、津の干潟で

2020年10月27日 05時00分 (10月27日 05時00分更新) 会員限定
泥の中で生息するトビハゼ=津市河芸町東千里の田中川干潟で(中沢さん提供)

泥の中で生息するトビハゼ=津市河芸町東千里の田中川干潟で(中沢さん提供)

  • 泥の中で生息するトビハゼ=津市河芸町東千里の田中川干潟で(中沢さん提供)
  • トビハゼを確認した三重大生物資源学部海洋生態学研究室所属の(左から)水野さん、中沢さん、松島さん、湯浅さん=津市栗真町屋町で
  • トビハゼの生息が確認されたヨシが群生する田中川干潟=津市河芸町東千里で
 県の絶滅危惧種に指定されている魚「トビハゼ」の生息を、三重大(津市)の学生らが市内の干潟で確認した。県内では護岸工事や埋め立てにより、多様な生物が生息する干潟が減少してきた歴史がある。希少な生物を守ろうと、研究者は環境保全の重要性を訴える。 (須江政仁)
 トビハゼはハゼ科の魚で、淡水と海水が入り交じる汽水域の干潟に生息し、泥の上を跳びはねるように移動するのが特徴。県のレッドリストで、近い将来に極めて絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1(ローマ数字の1)A類」に指定されている。
 県によると、かつては同市や松阪市で見られた。だが堤防の埋め立てや護岸工事が進み、一九五五〜二〇〇〇年までに三重、愛知両県で伊勢湾に面する干潟の約四割が消失。近年は木曽三川河口域以外では、生息が認められていなかった。
 今回、トビハゼを確認したのは、同大生物資源学部海洋生態学研究室所属の水野裕之さん(21)、湯浅彩優さん(21)、松島可奈枝さん(20)と、共同研究する島根大(松江市)の川井田俊助教授(32)。
 四人は十五日、津市内を流れる田中川が伊勢湾に流れ込む田中川干潟(同市河芸町東千里)を実地調査し、トビハゼを見つけ...

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