ベッコウトンボを守れ 磐田「岩井里山の会」が保全作業

2020年10月27日 05時00分 (10月27日 05時00分更新)
マコモを移植する会員=磐田市の桶ケ谷沼で

マコモを移植する会員=磐田市の桶ケ谷沼で

  • マコモを移植する会員=磐田市の桶ケ谷沼で
 絶滅のおそれがあるベッコウトンボの数少ない生息地の一つの磐田市の桶(おけ)ケ谷沼で、地元のNPO法人「岩井里山の会」が沼の環境整備に励んだ。来春の産卵に適するようにと、水生植物のマコモを移植した。
 会によると、ベッコウトンボはマコモが適度な隙間で育つ場所に卵を産む。移植したのは、二カ月ほど前に増えすぎたマコモをきれいに刈り取った縦、横とも四メートルほどの木製のいけす。会員六人がもものあたりまで泥水に漬かり、間隔を考えながらマコモを植えた。産卵期の来年四月から五月ごろには適度な密生地に育つという。
 国内のベッコウトンボの生息地は桶ケ谷沼を含めて数カ所だけ。岩井里山の会は、外敵を防ぐ木製のいけすをいくつも設置するなどして、保護活動を長く続けている。ベッコウトンボの数はここ十年ほど、百匹から二百匹を確認していたが、今期は二十数匹に激減した。 (宮沢輝明)

関連キーワード

PR情報