湖西にアサギマダラ、山形から500キロ 池田君が発見

2020年10月27日 05時00分 (10月27日 05時03分更新)
マークされたチョウを手にする池田夏惟君=湖西市大知波で

マークされたチョウを手にする池田夏惟君=湖西市大知波で

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 湖西市大知波で、山形市で九月に捕獲され、放されたチョウ「アサギマダラ」が見つかった。捕獲したのは、愛知県豊橋市幸小四年の池田夏惟(かい)君(10)。「遠くから来たことが分かる珍しいチョウが捕れてうれしい」と喜んだ。 (鈴木太郎)
 アサギマダラは羽を広げた大きさが一〇センチほどのチョウで、渡り鳥のように春に日本列島を北上し、秋には南下する。愛知、静岡県境の湖西連峰には、台湾方面へと向かうこの時季に多く見られる。
 大知波のおちばの里親水公園を拠点に活動する「今川子ども自然クラブ」の観察会で、虫捕り網にかかった。池田君は「何回か逃がしたが、ゆっくり飛んでいて捕まえやすかった」と振り返る。
 羽には「山ZAO 9・5」と、捕獲者を示すアルファベット「ds」がサインペンで書かれていた。山形市野草園によると、チョウが多く立ち寄る同市の蔵王温泉スキー場付近で、山形市の会社員、鑓水(やりみず)大輔さんが九月五日に捕獲した。約五百キロの道のりを、七週間かけて南下してきたことになる。
 活動を主催する湖西フロンティア倶楽部事務局長の片山愛司さん(65)は「観察を始めて二、三年になるが、マークされた個体を見るのは初めて。チョウが旅をしていることが、子どもたちにもはっきり分かったのでは」と話した。

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