クマ目撃「増」 配信登録「増」 金沢ぼうさいメール

2020年10月27日 05時00分 (10月27日 10時18分更新)

◇8カ月で2800件

 金沢市内でクマの目撃情報が相次ぐ中、目撃や痕跡の情報があった日時や場所をメール配信する市のサービス「金沢ぼうさいドットコム」の登録者が増えている。二月中旬の二万六百件余りから、今月二十三日現在、二万三千四百二十件と約二千八百件増加。担当者は「より多くの人に発信し、クマによる事故の防止につなげたい」と話す。 (小坂亮太)
 市内での本年度の目撃、痕跡情報件数は二十五日現在、今月だけで百十二件に上り、累計二百十五件。統計のある一九九七年度以降では、二〇〇四年度の三百三十二件に次いで多い。
 市が設置するおりによる五月以降の捕獲頭数も五十四頭で、既に昨年度の三十七頭を大きく超えている。少なくともここ八年では最多という。
 近年の目撃情報増加を受け、市は四年前からクマ情報メールの配信を開始。住民らからの情報提供を基に、市森林再生課の職員が日時と場所の地図、目撃されたクマの大きさや痕跡の内容を記して逐一送る。住民により早く注意を呼び掛けられるよう、夜間や早朝も交代で対応している。
 元は災害情報の発信のため〇五年に始まったサービスで、クマ情報を始める前の登録数は一万七千件ほどだった。利用者が増えるにつれ、クマのふんや足跡を見つけたという連絡も増えてきたという。担当者は「住民がクマに敏感になり、かなり注意をしてくれていると感じる」と話す。
 金沢ぼうさいドットコムは携帯電話やパソコンから無料で登録できる。大雨警報などの気象情報や災害発生時の避難場所情報、クマ以外のイノシシ、サルなど野生動物の出没情報も配信される。市内全域の情報を受け取れるが、自分の住む区域だけに設定することもできる。

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