伝統の磐持 力いっぱい 穴水・下唐川

2020年10月26日 05時00分 (10月26日 10時53分更新)
力いっぱい米俵を担ぎ上げる参加者=穴水町下唐川で

力いっぱい米俵を担ぎ上げる参加者=穴水町下唐川で

  • 力いっぱい米俵を担ぎ上げる参加者=穴水町下唐川で
 穴水町下唐川地区で江戸時代から続く力比べの伝統行事「磐持(ばんもち)大会」が二十五日、同町の下唐川集会所で開かれた。子どもや地域住民たちが米俵を力いっぱい持ち上げた。
 収穫期の娯楽として続く行事。地区にある八坂神社の宮田で収穫したばかりの新米が詰まった米俵を肩まで担ぎ、その重さを競う。
 町内の子どもたちや地域住民ら十五人ほどが、子どもの部と大人の部に分かれて参加。三十三、六十五、七十五キロの米俵を、体を後ろに反らし、力を込めて担ぎ上げていた。
 子どもの部で六十五キロに挑戦した穴水小学校六年の嶋谷琉生(るい)君(12)は、米俵を持ち上げたものの、肩にしっかり担ぎ上げることはできず「もうちょっとでいけた。悔しい」と唇をかんだ。七十五キロを担いだ穴水高校三年の苗代凜(なわしろ・りん)さん(17)は「肩に担ぎ上げるまでがきつかった」と汗を拭った。
 今年は新型コロナウイルス感染予防のため、参加人数を抑えた。地区の松木義明区長(77)は「磐持大会が今も続くのは県内で下唐川地区だけ。伝統を絶やしてはいけない」と力を込めた。(森本尚平)

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