藤枝明誠、逆転許す 秋季東海高校野球大会

2020年10月26日 05時00分 (10月26日 12時02分更新)
藤枝明誠−岐阜第一 3回表1死二塁、三ゴロに倒れ肩を落とす川瀬譲二主将=三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で

藤枝明誠−岐阜第一 3回表1死二塁、三ゴロに倒れ肩を落とす川瀬譲二主将=三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で

  • 藤枝明誠−岐阜第一 3回表1死二塁、三ゴロに倒れ肩を落とす川瀬譲二主将=三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で
  • 力投する小林輝投手=三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で
  • スタンドからエールを送る藤枝明誠のチアリーディング部員ら

◆県勢センバツ出場望み薄

 秋季東海地区高校野球大会の二回戦が二十五日、三重県であり、藤枝明誠が岐阜第一(岐阜)に2−3で逆転負けした。三校の県勢は準決勝までに姿を消した。上位二校が、東海地区の代表として春のセンバツ出場が有力になるが、県勢の出場が望み薄になった。 (保坂千裕)

◆1点差守り切れず

 ▽二回戦
藤枝明誠 101000000|2
岐阜第一 00100200x|3
 中盤まで先行した藤枝明誠は、1点差を守り切れず、岐阜第一に逆転負けした。初回、1死二、三塁の好機で、川瀬の内野ゴロで1点先制。三回にも青木の二塁打や西岡の適時打で加点した。投げては、先発の小林が完投し、被安打5の好投を見せた。
 岐阜第一は、六回に長打を絡めて2点を奪い、勝利を決めた。

◆4番川瀬 快音無く

 「四番の仕事ができなかった」。川瀬譲二主将(二年)は無安打に終わったふがいなさをあらわにした。変化球に対応しきれず、好機で一本が出なかった。
 1点を先行する三回、1死二塁の好機で打順がまわった。「四番が打たないと、この試合は勝てない」と、自らを奮い立たせたが不発。勝負の場面で、精神的な弱さが出てしまった。
 光岡孝監督を中心に、準備を入念にして迎えた試合だった。川瀬主将は「試合への対策は出場校の中で一番した」。本番と同じ人工芝の球場を借りてノック練習したり、岐阜第一を映像で研究したりした。
 それでも川瀬主将は「高校野球が終わったわけではない。試合を振り返り、相手が嫌がる打線を目指す」と前を向いた。

◆小林8回完投 夏の再起誓う

 藤枝明誠の小林輝投手(二年)は、8回完投ながら3失点を喫し、「自分のせい」と悔しさをにじませた。
 「直球も良かったし、投球は十分だった」と振り返る。八回には、最速に近い131キロで見逃し三振に抑えるなど最後まで力投した。
 光岡監督も「配給通りに投げられた」と制球力をたたえた。夏の甲子園を見据え、直球の球威を増すことや、チェンジアップの習得を課題に掲げた。
 小林投手は「甲子園に行けるチャンスは残り一回。夏の県大会で優勝し、リベンジしたい」と再起を誓った。

◆静かにエール

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、スタンドへの入場を学校関係者に限るなか、今年の全国大会で優勝した藤枝明誠のチアリーディング部員十七人が、静かに熱いエールを送っていた。
 主将の柳愛乃香(ほのか)さん(2年)は「本当はユニホームで応援したいが、拍手だけでも」と、好守備や出塁のたびに大きな拍手でスタンドを盛り上げた。 (保坂千裕)

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