土蔵のブータンミュージアム 勝山に移転オープン祝う
2020年10月26日 05時00分 (10月26日 05時00分更新)
「幸せの国」といわれるブータンの文化などを伝える「ブータンミュージアム」が、福井市から勝山市鹿谷町保田に移転し二十五日、オープンした。
現地で記念セレモニーが開かれ、運営するNPO法人「幸福の国」関係者や地元住民ら五十人が出席。同法人の月原敏博理事長が「幸福な国づくり、地域づくりを進める上で、ブータンの例が参考になればありがたい。地域振興にも貢献したい」とあいさつした。
ミュージアムは、土蔵を改修した二階建てで、出席者たちは、きらびやかな衣装や高貴な人が座るいすなど五百点の展示品を鑑賞した。敷地内の空き家は事務所兼音楽喫茶に改装され、この日はジャズやボサノバの生演奏があり、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
同法人によると、展示しているのは五百点だが、収蔵品は数千点あり、随時企画展の開催も検討する。ミュージアムは入館無料。月曜日定休。新型コロナウイルス感染症対策のため当面の間、一度に入館できる人数を十人に制限する。
ミュージアムは「幸福の国」が二〇一二年十一月に福井市の中心市街地に開設。移転は九頭竜川が流れて山に囲まれ、遠くに望む白山連峰などの景色が、ブータンに似ていることなどが理由と...
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