大阪桐蔭、来春センバツ確実に ドラゴンズジュニアで日本一経験の宮下隼輔がプロ注目193センチの天理・達撃ち勝ち越し3ラン
2020年10月25日 20時07分
◇25日 秋季近畿地区高校野球大会・準々決勝(わかさスタジアム京都) 大阪桐蔭(大阪1位)11―4天理(奈良1位)=7回コールド。
大阪桐蔭がプロ注目の193センチ右腕、天理・達孝太投手(2年)に集中打を浴びせて11―7の7回コールドでベスト4を決めた。準決勝進出で来春センバツ出場を確実にした。
1回に1点を先取されたが、3回に反撃。2番打者・野間翔一郎左翼手(2年)が同点打を放った後、3番の宮下隼輔(しゅんすけ)三塁手(2年)が左越えの勝ち越し3ランを放った。2点差に迫られた直後の7回には、宮下の内野安打から1死球を挟んでの5連打で大量6点を奪った。
「3回は一、三塁だったので何とかランナーをかえそうと思った。甘い変化球(フォーク)。達投手は落ちる球が良いので、甘く入ってくる球を狙ってました。会心でした。メッチャ手応えありました」
声を弾ませた宮下は175センチ、84キロの右投げ右打ち。愛知県大府市出身で、小学6年の時にドラゴンズジュニアで日本一。中学3年生のときにはボーイズ・ジャパンで準優勝している。これが高校通算8本目の本塁打だ。
長身右腕をどう攻略するか。宮下に3番を任せる西谷浩一監督(51)は「どれだけ低めを見極められるか。あれだけの長身なので角度もあり、なかなか難しいところ。でも、2巡目になってよく打ってくれました」と打線を褒めた。
宮下については「ロングも打てるし、しっかり振り切れるので池田の前に置いている」と話す。宮下自身は「自分は3番で、きっかけをつくる役割と思っています」。そう言いながらも勝負強い打撃も見せた。
31日の準決勝の相手は京都国際(京都3位)。西谷監督にとって関西大の後輩(小牧憲継監督)が指揮を執るチームとの対戦となる。
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