ネーサン・チェンが大会4連覇 フリーはシンプル衣装で優雅に ジャンプのミス響き300点大台には届かず

2020年10月25日 13時08分

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ネーサン・チェン(AP)

ネーサン・チェン(AP)

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◇24日(日本時間25日)フィギュアスケートGPシリーズ第1戦(米国ラスベガス) 男子フリー
 世界王者でショートプログラム(SP)首位のネーサン・チェン(21)=米国=が全体トップの187・98点をマークし、合計299・15点で大会4連覇を飾った。2季ぶりのGP参戦となったビンセント・ゾウ(19)=米国=は、SP2位から合計275・10点で総合2位。総合3位はSP3位で合計266・42点のキーガン・メッシング(28)=カナダ=だった。
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 前日のSPでは力強い演技を見せたチェンだったが、新プログラムのフリー「フィリップ・グラス・セレクション」では、透明感のあるソフトな曲調に乗って優雅に繊細に踊ってみせた。衣装もごくシンプルに鮮やかな青シャツに黒パンツを合わせただけで、プログラムの世界観をイメージしたようだった。
 フリーでは3種類4本の4回転に挑んだ。冒頭の4回転フリップー3回転トーループはキレがあり、基礎点が1・1倍となる後半に跳んだ4回転トーループからの2度の連続ジャンプは高い跳躍でほれぼれする出来栄え。このうちの2本のジャンプで4点近いGOE(出来栄え点)がついた。ジャンプの質は、昨季よりも上がっていることは確かだ。ただ、この日は4回転サルコーが2回転となり、苦手意識のあるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が1回転になるなど、回転が抜ける失敗が2度。そのミスが響き、合計で300点の大台に届かなかった。
 演技直後、前髪をかき上げて少しうつむいて悔しそうな顔を見せたチェンは「ジャンプのミスがあって少し残念だった」と反省を口に。それでも「良いことも悪いことも見つかっていい機会だった。これからもベースとなる力をつけるために練習を積んで成長を続けたい」とさらなる高みを見据えた。
 新型コロナウイルス禍の中、今季のGPシリーズは各大会とも開催国の選手、開催国で練習している選手などに参加を制限して、1人1大会出場の変則方式で実施。通常の大会ルールの下で行われないため、得点は参考記録になる。すでに、第2戦のスケートカナダと第4戦のフランス杯は感染拡大の影響で中止が決定されたが、GPシリーズ開幕戦のスケートアメリカは開催された。12月には北京五輪のテスト大会を兼ねて行われるGPファイナルが予定されていたが、延期が決まっている。

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