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10月 南紀みかん (下)産地を継ぐ

2020年10月25日 05時00分 (10月25日 12時55分更新)

ミカンをトラックに積み込む福田さん(左)と手伝う妻の直美さん=御浜町で

 まぶしいほどの日差しが初めての収穫を祝福しているようだ。昨年、ミカン農家に就いた御浜町下市木の福田大輔さん(41)が、自分の手で育て上げた極早生温州(ごくわせうんしゅう)ミカンをケースに入れ、トラックの荷台に積み込んでいく。一ケースは七〜八キロ分。たくさんのケースが並び、荷台が鮮やかな黄色に染まると、はにかむような表情を浮かべて喜んだ。
 「本当に取れて、うれしい。九月からずっと収穫作業をしているから、腰が少し痛くなってきたけどね」
 横浜市旭区出身。以前は、横浜港で輸出入品を船に積み降ろしする仕事をしていた。移住先を探し、全国各地を訪れていた四年前のある日、御浜町の国道42号を車で通り掛かった。「年中みかんのとれる町」と書かれた看板が目に入り、「ピンときた」という。...

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