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ようこそ国立工芸館 きょう金沢に開館

2020年10月25日 05時00分 (10月25日 11時03分更新)
石川県に移転し、開館記念式典が開かれた国立工芸館=24日、金沢市出羽町で(篠原麻希撮影)

石川県に移転し、開館記念式典が開かれた国立工芸館=24日、金沢市出羽町で(篠原麻希撮影)

  • 石川県に移転し、開館記念式典が開かれた国立工芸館=24日、金沢市出羽町で(篠原麻希撮影)
  • 再現された漆芸家松田権六の工房=24日、金沢市出羽町で(篠原麻希撮影)

中田英寿名誉館長「人と産地 距離縮める」


 国の地方移転施策で東京都から石川県に移転した国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)の開館記念式典が二十四日、金沢市出羽町の現地であり、関係者がテープカットして日本海側初の国立美術館のオープンを祝った。式後は内覧会があった。二十五日に開館し、一般公開される。
 独立行政法人国立美術館の青木早苗理事は「日本の工芸の魅力ある発信拠点となるよう尽力する」と式辞。名誉館長に就任したサッカー元日本代表の中田英寿さんは「消費者、観光客と産地との距離を縮める企画を発信したい」とあいさつした。石川県の谷本正憲知事は「地方創生のモデルケース。これまで以上に国、金沢市と連携していく」と期待を込めた。式には萩生田光一文部科学相、岡田直樹内閣官房副長官、馳浩元文科相、宮田亮平文化庁長官らも出席した。
 収蔵する近現代の陶芸、漆芸、金工、ガラス、染織など約三千九百点のうち約半数の千九百点を金沢に移転。金沢市出身の人間国宝、漆芸家松田権六(ごんろく)の工房を再現したコーナーを設け、開館記念としてインターネットで制作依頼した若手作家の作品も展示している。
 二十五日からの開館記念展「工の芸術−素材・わざ・風土」では収蔵品からよりすぐった約百三十点を紹介する。観覧料は一般五百円、大学生三百円、高校生以下無料(インターネットで事前予約が必要)。
 建物は、隣地にあった旧陸軍の第九師団司令部庁舎と旧金沢偕行(かいこう)社(ともに国登録有形文化財)を移築。全工事費の三十三億七千万円は石川県と金沢市が負担した。当初は東京五輪に合わせて七月の開館を予定したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた。

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