故郷を元気に 浜松出身のダンサー、音楽家らがコラボ公演

2020年10月25日 05時00分 (10月25日 05時02分更新)
稽古に励む(左から)松田英子さん、孝子さん、難波るみさん=浜松市中区の鴨江アートセンターで

稽古に励む(左から)松田英子さん、孝子さん、難波るみさん=浜松市中区の鴨江アートセンターで

  • 稽古に励む(左から)松田英子さん、孝子さん、難波るみさん=浜松市中区の鴨江アートセンターで
 新型コロナウイルスの感染拡大で発表や活動の場が失われた浜松市出身のダンサーや音楽家たち四人がユニットを組み、故郷でのコラボ公演に乗り出す。二十五日には中区の鴨江アートセンターで初めての公演を催す。
 ユニットを組むのは、バイオリニスト難波るみさん(38)、ピアニスト大軒聖子さん(55)、ポーランドの国立バレエ学校でモダンダンスの講師を務める松田孝子さん(42)とダンサー英子さん(42)の双子の姉妹。
 難波さんは東京で公演してきたが、三月から相次いで中止になり帰省した。知人の英子さんを通じて知り合った孝子さんもバレエ学校が閉鎖して帰郷しており、大軒さんも舞台がなくなっていた。難波さんは「公演や活動が制限されているのなら、地元の舞台に立ち文化の発展に貢献しよう」と提案。四人が意気投合して実現した。
 二十五日の演目は「レイン」。コロナ禍を雨に重ね、雨の中でも前向きさを持ち続けることの大切さをテーマに込めた。四人のほかに孝子さんが指導する中区のバレエ教室「モダンバレエ松田」の生徒も出演。見せ物小屋のような空間で、バイオリンやピアノの演奏に合わせてアクロバティックな踊りを即興で披露する。
 観客の定員は五十人で既にチケットは完売した。孝子さんは「育った地で公演できるのはうれしい」と満足げな様子。来年以降も公演する予定で「浜松のアーティストを発掘し、劇場という枠にとらわれずに小規模な空間でも発表していきたい」と力を込める。 (木造康博)

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