世界王者ネーサン・チェンがGPシリーズ第1戦で堂々の首位発進…羽生結弦が記録した世界最高得点111・82点に肉薄

2020年10月24日 15時13分

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ネーサン・チェン(AP)

ネーサン・チェン(AP)

  • ネーサン・チェン(AP)
 ◇23日(日本時間24日) フィギュアスケートGPシリーズ第1戦(米国ラスベガス) 男子ショートプログラム(SP)
 18年、19世界選手権優勝のネーサン・チェン(21)=米国=が、世界王者らしい圧巻の演技を披露し、参考記録ながら自己ベストを0・79点上回る合計111・17点で首位発進した。19年世界選手権3位のビンセント・ジョウ(19)=米国=は合計99・36点の2位。男子フリーは日本時間25日朝に行われる
 最終滑走だったチェンは、スペインの闘牛士が着る丈の短いボレロタイプの黒ジャケット姿のシックな装いで登場。久しぶりの競技会でどんな演技を見せてくれるのかファンは固唾(かたず)をのんで見守っていた。その期待を裏切らない完ぺきな演技を披露。映画「デスペラード」の音楽を使ったラテン調の曲に乗ってユニークな振付も随所に織り交ぜて魅了した。
 高難度なジャンプ構成を組み、冒頭にはトーループの4回転―3回転の連続ジャンプ、そしてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、基礎点が1・1倍になる後半には4回転フリップを跳び、キレのあるジャンプを3本ともに成功させた。
 スピンとステップはいずれもレベル4で、芸術面を評価する演技構成点は、5項目すべてで9点台半ば。合計点の111・17点は、羽生結弦が2月の四大陸選手権で記録した世界最高得点111・82点に肉薄する高得点だった。
 2022年北京冬季五輪のプレシーズンとなる今季。名門エール大を休学(2年生を修了)して臨む。その理由は、3年生になる今年の授業がすべてオンラインで行われるからで「北京に向けて高いモチベーションがあるので、オリンピックまではスケートに集中する」という。
 これまでやったことがないジャンルのプログラムとなっている今季のSP。チェン自身も新境地を見せる腹づもりだ。SP後の記者会見では「(コロナ禍の)異常な状況の中で、自分のいるべき場所に立ててうれしい。新たなシーズンのスタートが切れ、自分なりにベストを尽くした演技はできた。試合で初めてお披露目するフリープログラムでも、SP同様にできる限り自分のベストを尽くしたい」と、いつもと変わらない早口で語った。

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