本文へ移動

開発拠点・豊山町に動揺 スペースジェット凍結へ、愛知県は支援継続

2020年10月24日 05時00分 (10月24日 09時02分更新)
スペースジェットの最終組立工場=23日、愛知県豊山町で

スペースジェットの最終組立工場=23日、愛知県豊山町で

 国産初の民間ジェット旅客機「スペースジェット(SJ、旧MRJ)」の事業化の凍結方針を受け、開発拠点の愛知県豊山町では動揺が広がった。町のイメージや税収面での影響は大きく、行政や地元経済の関係者、住民から不安の声が相次いだ。一方で、愛知県は引き続き開発を支援する考えを強調した。 (水谷元海、浅井俊典)
 「飛行機以外に特色の乏しい町で、全国にPRする看板だったのに…」。豊山町商工会会長の山田敏文さん(59)は残念がる。米・大リーグなどで活躍したイチローさん(47)=本名・鈴木一朗=の出身地も売りの一つだったが、昨年に現役を引退。「これから町のイメージはどうなるのか」と不安げに話した。
 三菱重工業の元従業員で、飛行機の整備をしていた同町の戸田久晶さん(77)は、二〇一五年に県営名古屋空港で初飛行を見た際、「泣いて喜んだ」と振り返る。「飛行機を飛ばす苦労を知っている。事業に携わった人たちの無念を思うと、心が痛い」と述べた。
 「生産が軌道に乗り、法人税が増えることを期待していた」と話すのは同町幹部。町は昨年、SJの試験飛行をしていた米・ワシントン州のグラント郡と姉妹提携を締結。「SJがつないだ...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

中日BIZナビ
中日BIZナビ

関連キーワード

おすすめ情報